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教えて、あなたのキモチ
第8章 本心を知る時
「…」
「合カギはまだ手元にあるんだろ?この前ドアの鍵変えたからもう効力はないが」
「…え…?」
「俺がいない時に何度も部屋に入ってるよな。管理人呼んで不法侵入って言ってもいいか?それとも警察がいいか?」
「…っもう勝手にしなさいよ!二度と来ないわ!あんたよりいい男見つけてやるわよ」
ミノリさんは捨て台詞を吐くと、ロングヘアーを翻して去っていった。
しんとした空気が戻ると、はぁぁ…と溜め息をつく音。
「悪かったな、巻き込んで」
「いえ…ていうか、あの、肩…」
「あぁ、悪い」
言葉ほどには思っていないように、何でもない風に抱き寄せられた手が下ろされる。
イライラとドキドキが半分ずつ。そっと息を吐くと、エレベーターに乗り込む。
自分の部屋の階を押してから8階のボタンを押した。
沈黙のまま5階に到着して、ドアが開きかけた時に「閉」ボタンを押された。
エレベーターは再び上昇する。
「ちょっ…」
「合カギはまだ手元にあるんだろ?この前ドアの鍵変えたからもう効力はないが」
「…え…?」
「俺がいない時に何度も部屋に入ってるよな。管理人呼んで不法侵入って言ってもいいか?それとも警察がいいか?」
「…っもう勝手にしなさいよ!二度と来ないわ!あんたよりいい男見つけてやるわよ」
ミノリさんは捨て台詞を吐くと、ロングヘアーを翻して去っていった。
しんとした空気が戻ると、はぁぁ…と溜め息をつく音。
「悪かったな、巻き込んで」
「いえ…ていうか、あの、肩…」
「あぁ、悪い」
言葉ほどには思っていないように、何でもない風に抱き寄せられた手が下ろされる。
イライラとドキドキが半分ずつ。そっと息を吐くと、エレベーターに乗り込む。
自分の部屋の階を押してから8階のボタンを押した。
沈黙のまま5階に到着して、ドアが開きかけた時に「閉」ボタンを押された。
エレベーターは再び上昇する。
「ちょっ…」