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教えて、あなたのキモチ
第1章 パーティーと言う名の合コン
朝礼が済むと、それぞれ業務に取りかかる。
私は、資料が入った段ボールを抱えて会議室への廊下を歩いていた。
隣には同じく段ボールを抱える向かいのデスクの鈴城真葵。こちらにはペットボトルのお茶が入っている。重たいせいか、足元がおぼつかない。
「鈴城さん、大丈夫?もう少しだから頑張って」
「平気よ、これくらい」
会議室に着くと机の上にドサッと荷物を置いて、資料とお茶を人数分並べていく。
会議中にペットボトルのお茶に口をつけている人なんて、あまり見たことがない。経費の無駄じゃないかとたまに思う。まぁ私は意見する立場ではないし。
ハゲ散らかした上役の面々に『女の分際で』なんてネチネチと言われかねない。
「…20人分。数合ってるよね?」
「うん、お茶が余ったわね。2本はお昼用に貰って、残りは冷蔵庫に入れよう。誰かが勝手に飲むでしょ」
「そうだね、じゃあ段ボール倉庫に置いてくるよ」
「お願いね。私、先に戻ってるわ。お茶は持ってくから」
「ありがとう」
私は、資料が入った段ボールを抱えて会議室への廊下を歩いていた。
隣には同じく段ボールを抱える向かいのデスクの鈴城真葵。こちらにはペットボトルのお茶が入っている。重たいせいか、足元がおぼつかない。
「鈴城さん、大丈夫?もう少しだから頑張って」
「平気よ、これくらい」
会議室に着くと机の上にドサッと荷物を置いて、資料とお茶を人数分並べていく。
会議中にペットボトルのお茶に口をつけている人なんて、あまり見たことがない。経費の無駄じゃないかとたまに思う。まぁ私は意見する立場ではないし。
ハゲ散らかした上役の面々に『女の分際で』なんてネチネチと言われかねない。
「…20人分。数合ってるよね?」
「うん、お茶が余ったわね。2本はお昼用に貰って、残りは冷蔵庫に入れよう。誰かが勝手に飲むでしょ」
「そうだね、じゃあ段ボール倉庫に置いてくるよ」
「お願いね。私、先に戻ってるわ。お茶は持ってくから」
「ありがとう」