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教えて、あなたのキモチ
第1章 パーティーと言う名の合コン
「背中も地味に痛むが…慰謝料請求しないだけありがたく思え」
「……」
正座をしているせいで足が痺れてきた。
動けさえすれば一発殴ってやりたい。
最初は私がぶつかられたはずなのに、どこでこうなったのやら。今頃ならば夕ごはんの支度が終わってたはず。
いろいろな上から目線の言い方に腹が立って仕方がない。
どうやら目を瞑って顔をしかめているのに、気づかれたらしい。
「…足、痺れてるんだろ」
「違います!」
「ふーん」
篤哉さんはにやりと笑ってコーヒーカップをテーブルの上に置くと、おもむろに立ち上がり、私が座っているソファの後方にやってきた。
そしてあろうことか、人差し指が痺れている方の足に近づいてくる。
(やだやだ、やめてーーッ)
願いもむなしく、人差し指でつつかれてしまった。
「……っ…ぁ!」
叫びたいのに声にならず、動きたいのに動けない。生き地獄とはこのことか。下を向いて必死で耐える。
「……」
正座をしているせいで足が痺れてきた。
動けさえすれば一発殴ってやりたい。
最初は私がぶつかられたはずなのに、どこでこうなったのやら。今頃ならば夕ごはんの支度が終わってたはず。
いろいろな上から目線の言い方に腹が立って仕方がない。
どうやら目を瞑って顔をしかめているのに、気づかれたらしい。
「…足、痺れてるんだろ」
「違います!」
「ふーん」
篤哉さんはにやりと笑ってコーヒーカップをテーブルの上に置くと、おもむろに立ち上がり、私が座っているソファの後方にやってきた。
そしてあろうことか、人差し指が痺れている方の足に近づいてくる。
(やだやだ、やめてーーッ)
願いもむなしく、人差し指でつつかれてしまった。
「……っ…ぁ!」
叫びたいのに声にならず、動きたいのに動けない。生き地獄とはこのことか。下を向いて必死で耐える。