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教えて、あなたのキモチ
第2章 商談のお供
「休息も大事な仕事ですから。糖分摂取したおかげで捗ったんじゃないかなと」
「あぁ…一理ある。ずっと文字ばかり見ていたから」
そう言うと、眞鍋さんはおもむろに眼鏡を外し、目を伏せて眉間をさすっている。
(わ…眼鏡外すと、こんななんだ…よくよく見るときれいな顔かも)
「何?じっと見て」
どうやら私の視線に気づかれたらしい。
「あ…すみません。眼鏡なくても素敵だなって」
「……!」
ごまかしてもしょうがないので正直に告げたのだが、眞鍋さんはぱっと眼鏡をかけ直し、
「今日はここら辺でやめておこう。ちょうどキリのいい所で終わったことだし。じゃあまた明日」
心なしか早口で言うと、さっさと後片付けを始めてしまった。
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