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教えて、あなたのキモチ
第2章 商談のお供
昼下がりの午後、書類をまとめていると内線ランプが光った。
「はい、総務部 池澤です」
『眞鍋です』
「お疲れ様です。どうしました?」
『ちょっと今降りて来れる?打ち合わせスペースまで』
手持ちの分はキリのいい所で終わらせたい。
「…10分後に行きます」
『了解』
「すみません。お待たせしました」
眞鍋さんはノートパソコンを携えてスタンバイしていた。
「昨日、白河建商を使ってる上位顧客に話を聞いてきたから。その報告」
たしか、月曜にアポを取りつけると言っていた気がする。
ちなみに今日は水曜日だ。商談の日が迫ってるので悠長なことは言っていられないが、さすが仕事が早い。
「何軒から聞けたんですか?」
「7軒」
「へぇ…急だったのに…。アポイント取るのもですけど、それを一日で回ったんですよね?」
すごい、と感嘆の声をもらすも、眞鍋さんはさほど意に介さない様子でUSBをノートパソコンに差し込んでいる。
「はい、総務部 池澤です」
『眞鍋です』
「お疲れ様です。どうしました?」
『ちょっと今降りて来れる?打ち合わせスペースまで』
手持ちの分はキリのいい所で終わらせたい。
「…10分後に行きます」
『了解』
「すみません。お待たせしました」
眞鍋さんはノートパソコンを携えてスタンバイしていた。
「昨日、白河建商を使ってる上位顧客に話を聞いてきたから。その報告」
たしか、月曜にアポを取りつけると言っていた気がする。
ちなみに今日は水曜日だ。商談の日が迫ってるので悠長なことは言っていられないが、さすが仕事が早い。
「何軒から聞けたんですか?」
「7軒」
「へぇ…急だったのに…。アポイント取るのもですけど、それを一日で回ったんですよね?」
すごい、と感嘆の声をもらすも、眞鍋さんはさほど意に介さない様子でUSBをノートパソコンに差し込んでいる。