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教えて、あなたのキモチ
第2章 商談のお供
「…レコーダーに入れた音声はUSBに移動させた。まぁちょっと編集はしたけど」
カチッ、とカーソルを再生ボタンに合わせてエンターキーを押す。
「…これならいけますね」
「あぁ」
深く頷く眞鍋さん。
使い所はこのタイミングで、と確認し合った。
商談の前夜。会社から帰った私は、慌ただしく荷づくりをしていた。
(あー、もう、私のバカ!なんでもっと早くしなかったかなぁ)
頭の中で反省と後悔をしながら、手だけはしっかりと動かしていく。
「…これでよし、っと。忘れ物ないよね」
再度確認をして、明日に備え早めに眠りについた。
カーテンから薄く差し込む光で目が覚めた。
携帯電話を見ると、アラーム設定時間の15分前。
昔から、何か大事な日には決まって早く目が覚める。遅刻しないからいいとしても、知らない間に肩に力が入ってるのかも、なんて自己解釈をする。
準備を整えて、誰にともなく「行ってきます」と言って家を出た。
カチッ、とカーソルを再生ボタンに合わせてエンターキーを押す。
「…これならいけますね」
「あぁ」
深く頷く眞鍋さん。
使い所はこのタイミングで、と確認し合った。
商談の前夜。会社から帰った私は、慌ただしく荷づくりをしていた。
(あー、もう、私のバカ!なんでもっと早くしなかったかなぁ)
頭の中で反省と後悔をしながら、手だけはしっかりと動かしていく。
「…これでよし、っと。忘れ物ないよね」
再度確認をして、明日に備え早めに眠りについた。
カーテンから薄く差し込む光で目が覚めた。
携帯電話を見ると、アラーム設定時間の15分前。
昔から、何か大事な日には決まって早く目が覚める。遅刻しないからいいとしても、知らない間に肩に力が入ってるのかも、なんて自己解釈をする。
準備を整えて、誰にともなく「行ってきます」と言って家を出た。