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教えて、あなたのキモチ
第2章 商談のお供
目的地のニューグリーンホテルは熱海にある。山崎部長は私に打診した時、どうやら伊豆半島を指して『伊豆』と言ったようだ。
眞鍋さんとは号車は別のため、一人気ままに流れ行く景色を車窓から眺めていた。
熱海駅で眞鍋さんと合流し、商談会場兼宿泊先となっているホテルへと向かう。
「駅歩ないんですね」
「…あぁ、すぐそこだ」
オーシャンビューの、立派な景観のホテル。
場所を指定したのは先方だと聞いている。荷物は一旦クロークに預け、腕時計を見るとまだまだ時間に余裕があった。
ロビーのソファに腰を下ろし、ノートパソコンを立ち上げてデータと話す内容とを再確認する。
そうこうしている間に、いい時間になった。
「そろそろ行きましょうか。お待たせするとよくないし」
「そうだな」
商談会場は四階の小ホール。
重厚感のある扉を開くと、中はパーテーションで仕切られていて、半分側だけ明かりが点いていた。
眞鍋さんとは号車は別のため、一人気ままに流れ行く景色を車窓から眺めていた。
熱海駅で眞鍋さんと合流し、商談会場兼宿泊先となっているホテルへと向かう。
「駅歩ないんですね」
「…あぁ、すぐそこだ」
オーシャンビューの、立派な景観のホテル。
場所を指定したのは先方だと聞いている。荷物は一旦クロークに預け、腕時計を見るとまだまだ時間に余裕があった。
ロビーのソファに腰を下ろし、ノートパソコンを立ち上げてデータと話す内容とを再確認する。
そうこうしている間に、いい時間になった。
「そろそろ行きましょうか。お待たせするとよくないし」
「そうだな」
商談会場は四階の小ホール。
重厚感のある扉を開くと、中はパーテーションで仕切られていて、半分側だけ明かりが点いていた。