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教えて、あなたのキモチ
第2章 商談のお供
「…池澤さんは、入社試験トップの成績だったそうだな」
「あ、あんなのまぐれですって!たまたま勉強した所が出たってだけで…」
「五年前の入社試験は特別難しかったと聞いている。前の年に難易度を下げすぎて有能な社員が集まらなかったから、らしい」
(そうなんだ…知らなかった)
「察しはついた?」
じっと視線を向けられる。
「能力を買われた…ってことですか?」
視線を送り返すと、頷いてみせる眞鍋さん。
「まぁ…後は仕事に取り組む姿勢、かな」
「与えられたのをこなしてるだけですよ?」
「真面目に向き合うのは簡単なようでいて、実は難しい。誰もが出来そうだが万人に当てはまるわけではない、俺はそう思うけどな」
これは―…誉められてる、って受け取っていいのかな?
不意に顔に集まり始めた熱を払うように、別の話題を振った。
「でも…もう一つの条件に当てはまらない気がしますけど」
「あ、あんなのまぐれですって!たまたま勉強した所が出たってだけで…」
「五年前の入社試験は特別難しかったと聞いている。前の年に難易度を下げすぎて有能な社員が集まらなかったから、らしい」
(そうなんだ…知らなかった)
「察しはついた?」
じっと視線を向けられる。
「能力を買われた…ってことですか?」
視線を送り返すと、頷いてみせる眞鍋さん。
「まぁ…後は仕事に取り組む姿勢、かな」
「与えられたのをこなしてるだけですよ?」
「真面目に向き合うのは簡単なようでいて、実は難しい。誰もが出来そうだが万人に当てはまるわけではない、俺はそう思うけどな」
これは―…誉められてる、って受け取っていいのかな?
不意に顔に集まり始めた熱を払うように、別の話題を振った。
「でも…もう一つの条件に当てはまらない気がしますけど」