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教えて、あなたのキモチ
第4章 些細なはずの不調
ピピピピピピ
携帯電話のアラーム音で目が覚めた。
いつの間にか寝てしまっていたらしい。
なんだか寝た気がしないけど。
それに少し頭が重い。
手のひらでこめかみの辺りを軽く円を描くようにさすりながら、ベッドから出た。
出勤してデスクに鞄を置くと、ホワイトボードに書かれた“空調チェック”の赤い文字が目に入った。
「おはようございまーす。唯衣ちゃん、早いね」
「あ、おはよう。匠海くん。ねぇ、今日の午後だったっけ。空調止めるの」
「うん、今日しか業者のアポ取れなかったらしいよ。師走は忙しいからね」
「ふーん…」
ワンフロアずつの空調のチェック。
きっと冷えるから、と私はロッカーに膝掛けを取りに向かった。
(やば…頭痛い…)
起きた時の頭の重さは尾を引いていて、午前中は気のせいだろうと自分に言い聞かせて、だましだましやり過ごしていた。
午後の作業を再開したものの、気のせいなどではなく、時間が経つ毎にガンガンする。
携帯電話のアラーム音で目が覚めた。
いつの間にか寝てしまっていたらしい。
なんだか寝た気がしないけど。
それに少し頭が重い。
手のひらでこめかみの辺りを軽く円を描くようにさすりながら、ベッドから出た。
出勤してデスクに鞄を置くと、ホワイトボードに書かれた“空調チェック”の赤い文字が目に入った。
「おはようございまーす。唯衣ちゃん、早いね」
「あ、おはよう。匠海くん。ねぇ、今日の午後だったっけ。空調止めるの」
「うん、今日しか業者のアポ取れなかったらしいよ。師走は忙しいからね」
「ふーん…」
ワンフロアずつの空調のチェック。
きっと冷えるから、と私はロッカーに膝掛けを取りに向かった。
(やば…頭痛い…)
起きた時の頭の重さは尾を引いていて、午前中は気のせいだろうと自分に言い聞かせて、だましだましやり過ごしていた。
午後の作業を再開したものの、気のせいなどではなく、時間が経つ毎にガンガンする。