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教えて、あなたのキモチ
第4章 些細なはずの不調
「…ちょっと我慢すればいけるかなって思ったんだけど」
「あのね?我慢するのも良いけど無理しすぎ」
「…すみません」
コンビニの袋から次々取り出しながら、
「ゼリーとヨーグルトとプリン、どれがいい?」
と訊ねられた。
「ヨーグルト…」
「はい」
「ありがとう」
ゆっくりと一口ずつ口に運びながら、ふと疑問が湧いた。
「匠海くんは食べないの?」
「いいよ、後で食べるから」
「そう…?」
「はい、食べ終わったらちゃんと薬飲んでね」
と手元に常温のペットボトルの水と頭痛薬を渡された。
準備いいな、っていうか気が回るのか。
ありがたいけど申し訳ない。
ヨーグルトを食べ終わると、錠剤を二粒ゴクリと飲み込んだ。
「匠海くん、ごめんね」
「何が?」
「…せっかくの金曜日だし、本当なら家でゆっくり休めるのに」
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