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教えて、あなたのキモチ
第5章 ガールズトーク
「この前、秀一にばったり会って…隣に当時の浮気相手連れてたんだけど」
「あー、元彼?」と佳音。
うん、と頷くと、ウーロン茶を傾けて言葉を続けた。
「で、その時、たまたま一緒にいた篤哉さんを身代わりの彼氏にしたんだけど、二言三言話して別れた後、私、ちょっと取り乱して泣いちゃって。篤哉さんがなだめてくれたの」
「いい人じゃん」
「で、部屋まで送ってくれて…上がり込まれて…泊まるとか言い出して」
「何、やっちゃったの?」
「佳音、ストレートすぎよ。で、したの?」
(どっちも変わらないんじゃ…)
心の中でつっこみを入れる。
「ううん。私の胸元見て『色気のないのを抱いても面白くない』って言って帰ったし。腹立ったなっていうのを思い出しただけ」
「ありゃ、そっか…」
興を削がれたように、唐揚げに箸を伸ばす佳音。
少し宙を見上げた後、箸がピタリと止まる。
「ねぇ、篤哉さん…風見さんだっけ?って合コンで会った人でしょ?結構フランクな間柄なの?」
「あー、元彼?」と佳音。
うん、と頷くと、ウーロン茶を傾けて言葉を続けた。
「で、その時、たまたま一緒にいた篤哉さんを身代わりの彼氏にしたんだけど、二言三言話して別れた後、私、ちょっと取り乱して泣いちゃって。篤哉さんがなだめてくれたの」
「いい人じゃん」
「で、部屋まで送ってくれて…上がり込まれて…泊まるとか言い出して」
「何、やっちゃったの?」
「佳音、ストレートすぎよ。で、したの?」
(どっちも変わらないんじゃ…)
心の中でつっこみを入れる。
「ううん。私の胸元見て『色気のないのを抱いても面白くない』って言って帰ったし。腹立ったなっていうのを思い出しただけ」
「ありゃ、そっか…」
興を削がれたように、唐揚げに箸を伸ばす佳音。
少し宙を見上げた後、箸がピタリと止まる。
「ねぇ、篤哉さん…風見さんだっけ?って合コンで会った人でしょ?結構フランクな間柄なの?」