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教えて、あなたのキモチ
第5章 ガールズトーク
「あ、合コン行ったこと佳音に言ったのは私ね」
美和ってば、いつの間に。
「別に仲良いってわけじゃ…ただ、偶然同じマンションに住んでるから、会う確率が高いってだけで」
「「え、同じとこ!?」」
揃って身を乗り出す二人。
「う、うん…」
「どこ?隣、下?上!?」
「上…。8階」
「今まで出会わなかったのが不思議ね」
あ、でも入居時期が違ったりとか隣でもなければ交流ないか…とひとりごちて顎元に手をやる美和。
「ねぇ、ユウ。風見さんのこと好きなんじゃないの?」
「えっ」
今度は私が驚く番だ。
「元彼の話できるってことはだいぶふっ切れてるんじゃない?私はそう思うんだけど」
「あー、かもねー…」
佳音はうんうん、と頷いている。
「だってさ、嫌いな人のこと話題に出す?大抵は記憶の彼方に追いやりたいでしょ?腹立つとかイライラするってことは気になってる証拠」
「あら、佳音にしてはいいこと言うじゃない」
「一言余計ですー」
美和ってば、いつの間に。
「別に仲良いってわけじゃ…ただ、偶然同じマンションに住んでるから、会う確率が高いってだけで」
「「え、同じとこ!?」」
揃って身を乗り出す二人。
「う、うん…」
「どこ?隣、下?上!?」
「上…。8階」
「今まで出会わなかったのが不思議ね」
あ、でも入居時期が違ったりとか隣でもなければ交流ないか…とひとりごちて顎元に手をやる美和。
「ねぇ、ユウ。風見さんのこと好きなんじゃないの?」
「えっ」
今度は私が驚く番だ。
「元彼の話できるってことはだいぶふっ切れてるんじゃない?私はそう思うんだけど」
「あー、かもねー…」
佳音はうんうん、と頷いている。
「だってさ、嫌いな人のこと話題に出す?大抵は記憶の彼方に追いやりたいでしょ?腹立つとかイライラするってことは気になってる証拠」
「あら、佳音にしてはいいこと言うじゃない」
「一言余計ですー」