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ダメだよ。絶対、赦さない。
第1章 ダメだよ。キスだけでイッたら
本当の意味で、舌と口内は「饒舌」だった。
極め付けは、口の奥には、不随意筋の咽喉があった。
性感が高まり、舌は理性の言うことを聞かずに動き回り、脳はそこに子宮があると勘違いしたのか、咽喉で吸引を試みる。
大田レイは、自分では逃げ回っているつもりで舌を絡ませ、押し付けたくなって来る股間の衝動を半ば白眼になりながら抑えていた。
尚、抵抗しているテイを消さぬよう、高田英雄の胸を手で押さえているつもりが、服を掴んでいることに、自らは気が付いていない。
しかし、喉に高田英雄の唾液が少しでも流れ込むと咽頭は歓び、吸啜の動きを開始した。
やだ、私、吸い付いている……。
こんなの勘づかれてしまう。
高田英雄はというと実際には、口内を犯し心も体も屈伏させようという衝動でいっぱいだった。
吸い付く動きの自分の喉、刺激が耳に抜ける時はそちらの耳が、背筋に抜ける時には背筋が、膣まで抜ける時には太ももが、その度に痙攣している。
痙攣する人形のようになっている時点で、快楽に操られていることがわかったが、決定的一手が高田英雄は欲しかった。
もう少しのような気がした。
吸い付きが激しくなり、相手、大田レイが白眼を剥きながら、自分の唾液を吸って飲みたがっていることに気付く。
不意に、今までの激しい口淫を止め、口内を慈しむように愛撫しながら、自分の唾液を少しずつ、大田レイに与えた。
「んっ!!!」
突如目を見開いて高田英雄の目を見た大田レイは、正気に戻ったようにも見えた。
しかし、その目から涙が流れたかと思うと口は貪るように高田英雄の唾液を吸って、ごくんごくんと喉を鳴らすうように飲み、一際大きく激しい痙攣が大田レイを襲っていた。
獣のような痙攣をしながら口は高田英雄を吸い続け、その目は一方で幸福に満ちた瞳に変わっていた。
恍惚の瞳で高田英雄を見つめ、胸の服を掴みながら、唾液を飲み切り、糸を引く唇同士を漸く離し、大田レイは身体を痙攣に脚を崩し、高田英雄に縋り付くように、跪いた。
極め付けは、口の奥には、不随意筋の咽喉があった。
性感が高まり、舌は理性の言うことを聞かずに動き回り、脳はそこに子宮があると勘違いしたのか、咽喉で吸引を試みる。
大田レイは、自分では逃げ回っているつもりで舌を絡ませ、押し付けたくなって来る股間の衝動を半ば白眼になりながら抑えていた。
尚、抵抗しているテイを消さぬよう、高田英雄の胸を手で押さえているつもりが、服を掴んでいることに、自らは気が付いていない。
しかし、喉に高田英雄の唾液が少しでも流れ込むと咽頭は歓び、吸啜の動きを開始した。
やだ、私、吸い付いている……。
こんなの勘づかれてしまう。
高田英雄はというと実際には、口内を犯し心も体も屈伏させようという衝動でいっぱいだった。
吸い付く動きの自分の喉、刺激が耳に抜ける時はそちらの耳が、背筋に抜ける時には背筋が、膣まで抜ける時には太ももが、その度に痙攣している。
痙攣する人形のようになっている時点で、快楽に操られていることがわかったが、決定的一手が高田英雄は欲しかった。
もう少しのような気がした。
吸い付きが激しくなり、相手、大田レイが白眼を剥きながら、自分の唾液を吸って飲みたがっていることに気付く。
不意に、今までの激しい口淫を止め、口内を慈しむように愛撫しながら、自分の唾液を少しずつ、大田レイに与えた。
「んっ!!!」
突如目を見開いて高田英雄の目を見た大田レイは、正気に戻ったようにも見えた。
しかし、その目から涙が流れたかと思うと口は貪るように高田英雄の唾液を吸って、ごくんごくんと喉を鳴らすうように飲み、一際大きく激しい痙攣が大田レイを襲っていた。
獣のような痙攣をしながら口は高田英雄を吸い続け、その目は一方で幸福に満ちた瞳に変わっていた。
恍惚の瞳で高田英雄を見つめ、胸の服を掴みながら、唾液を飲み切り、糸を引く唇同士を漸く離し、大田レイは身体を痙攣に脚を崩し、高田英雄に縋り付くように、跪いた。