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昴の大学生活
第5章 誕生日と夏休み
純子「そりゃあれだけ見てたら分かるわよ…」

綾「でも…皆見たいにグラウンドに行ってないよ?」

純子「……あっ!そう言えばそうね?」

綾「それに…あの噂も知ってるし…」

純子「!!…それで?」

綾「…デマって知ってたから別にどうでもいいって…」

純子「……綾…自分から言ったの?」

綾「…うん…後で知って嫌な思いしたくないし…それに…」

純子「…それに?」

綾「…その…Hも一回しかした事ないし…その件で少しHも怖いかもって…」

純子「!!そんな事まで言ったの?」

綾「…だって…」

純子「それでもいいって言ってるんでしよう?」

綾「…うん…嫌な思いはさせないからって…」

純子「…へぇ…いい男じゃない?雅司もめっちゃいい奴って言ってたし…返事いつするの?」

綾「うん…今日…」

純子「へ?……どこで…」

綾「大学で…練習してるらしいから…6時頃に終わるって…」

もう1時間もない…

純子「…なんで知ってるのよ?」

綾「本人に聞いたから…」

純子の質問責めに素直に答えていたが綾がそこで少し赤くなるのを見て…なんだ…綾も元々悪くは思ってないじゃない…

雅司が昴には言うなと言っていたが純子は昴自身が立花の背中を押している気がした。

正に図星だったが…雅司はそれを知ってるんだ…と思った…これ以上余計なことをしない事にした…

純子は以前の事で猛反省して先に雅司にも聞いてから行動するようしていた…

綾は大学に行って返事して来るからと2人でお茶して居たコーヒーショップから2人で出て別れた…

まだグラウンドで練習しているみたいだったのでいつも見て居た所から少し離れたベンチに座って終わるのを待っていた。

立花和也は練習もほぼ終わりグラウンドの外に綾がいる事に気がついて…あっそうか…返事…

多分振られるだろうと覚悟して告白した…綾は思った以上にはっきりと言葉にして和也に確認して来た…

そしてやはりめっちゃ可愛いと思う…和也は挨拶して速攻で着替えて綾がいるところに1人で歩いて行くと綾が気が付いた。

そしてベンチから立ち上がって…少し俯いて…

綾「た、立花君…あのこの間の返事を…」

和也「…わざわざ待っててくれたんだ?」

綾「…うん…」
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