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昴の大学生活
第9章 圭司と菜奈
菜奈は気になる人にそう誘うと大抵は喜んでホテルに行く人が大半らしくそう言う男は上手く躱してホテルには行かないらしく実際そんな方法は上手くいかないが携帯の着信を使って逃げていたと…

菜奈「…そっかぁ…初めてだから…」

圭司「…じゃあ…俺と付き合ってくれます?」

菜奈「…そうね…初めてが私でいいの?」

圭司「…はい。」

菜奈「…じゃあ…返事は終わった後でもいい?」

圭司「!はい…でもどうして俺を…」

菜奈「ああ!だって…あの工藤君がああ言うから…圭司君をしばらく見てたの…それに多分作為的に圭司君の隣に座らせた節があったし…」

圭司「!?えっ?」

菜奈「クスクス…だっておかしいでしょ?彼女が居る工藤君が居て半端な蓮君と…雅司君?だっけ?がいる…人数も足りないしうち1人は彼女連れてもう1人もいるよね?要するに私と貴方を始めからどうにかする気満々って事よ…多分図ったのは工藤君よ…蓮君にこんなの出来る訳無いし…」

圭司「!?!!!!!」

菜奈「…止めは最後の言葉…自分に注意を引きつけて置いて私にああ言ったら貴方も私も困るからドサクサに紛れて言って逃げたってところ?」

圭司「!?まっまじで…?」

圭司は呆然として考えてみれば…そう…始めから…合コンすると言われた時も…

圭司「!!あっ!」

菜奈「??何?」

圭司「…あははは…やられた!」

菜奈「??」

始めから昴の掌の上だった事を話て…2人でクスクス笑う…そして…

菜奈「私がお世話になった先輩がどうしても困ったら工藤君に頼ってみなさいって言うの…年下の…流石にそれは無理だったけど…一度会った事があってその時にね?…だから…圭司君なら良いかもって…」

圭司「…嵌められたみたいでちょっと嫌だけど…俺はラッキーかも…」

菜奈「クスクス…さあ?それはこの後次第だと思うけど?」

圭司「!?…が…頑張ります…」

2人は喫茶店を出てホテルに向かう途中…

圭司「!あっ!ちょっと待ってて…」

そう言ってコンビニに入って飲み物を買って出て来た…

菜奈「?何?飲み物買ったの?」

圭司「うん…緊張して喉渇いたから…」

圭司は実際はコンドームを購入した…それを隠すカムフラージュに買って来ただけだった…
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