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昴の大学生活
第10章 冬休み
昴は先の話を幾つかして…

昴「…そう考えて…ホントはもう少し広い所に引っ越ししたいと思ったんだけど…最初はそのつもりだった…でもさっき言った様に4年の卒業前に今やってるこれの利益でそうしたいと思っているんだ…一応先に言って置くとこの金額があるからって生活水準は父さん達が出してくれる中でちゃんと生活してる…どうしてもと思う時だけ使っているけど…どうかな?」

父「…わかった…そう言う事なら協力してやろう…」

母「ねぇ…昴…彼女居るんでしょ?前にも言ったけど…連れて来なさいよ…どんな子?」

昴「……またそれ?さっき言ったろ?ちゃんと連れて来るから…」

父が先ほど渡した紙に目を通している…

昴「…少し見て見る?凄いよ?世界経済が良く分かるし日本の経済もだけど…チャートって言うのがあるんだけど…携帯からでも見れるんだ…今日は祝日で日本市場は閉まっているから値動きはないけど…」

そう言って携帯を出してそれを開いて父に渡し横に立って色々説明する…

父「…ほう…株みたいに借金するようなことは無いのか?」

昴「うん…自分の資金が無くなる寸前で勝手に強制的に切られて終わるよ…仮にあるとしたら長い休みの前に売買したそれと逆に大きく動いた時だけど基本その日か翌日には決算してるから、休み前は絶対持ち越さないようにしてる…」

紙を手に父に分かるように説明して…

父「…誰でもこうなのか?」

昴「うーん…昔は博打みたいにやって無くなったら辞めて他のサークルに行く人が多かったらしいよ…だから誰でもって事は無いよ…今のサークルに居るからの成績だと思ってる…だからさっき言った様に就職したら辞めようと思ってるよ…サークル活動だしね?」

父「……俺の年収よりあるな…」

昴「クスクス…先輩に来年は父さんの年収の倍は稼げるって言われた…税金も凄く高いし…法人化する一つの目的もそれの軽減…」

父「少し生活費削るか?」

昴「!?えっ?父さん!それは無いよ!さっき通帳見せたろ?領収書まで!ギリギリでやってるのに…勘弁して!」

父「俺より年収が高い奴に言われてもな…まぁ三年になったら少し考えよう…」

昴はその後父にこれからの説明とお願いをして車で自宅に夜遅くに戻った。
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