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昴の大学生活
第12章 昴と桜のクリスマス
…綾がそうだったが結局は最初の一回のみを相手しただけで自ら手に入れに行く事はしなかった…

桜を抱いた時…始めはセフレの関係で…数回もすれば昴は桜を彼女にしてしまっていた…

周りを見れば昴は好きに選んでSEXは出来ただろう…相手がビビることが無ければの話だったが…それでも困りはしない…

最初に抱いた地点で昴は桜から離れられなくなっていたと言う事になる…

最近益々綺麗になって行く桜…それを周りはほっては置かない…が桜も昴以外寄せ付けては居ない…何よりストーカー事件以来桜は隙を与える様な行動をしなくなって自身の大学でも惚気話をオープンにしていた…

そして相手を知ればほぼ諦める事も知って友人達から誰か紹介して欲しいと言うそれも上手く躱して困れば昴に即相談する…

こんな具合に2人とも互いに相手から離れる事を嫌ってそうならないよう勝手に行動していた…

昴が気が付いたのは引っ越しの件を考えた時だった…雅司や和也にも最近変わったと言う意味がそこで分かり昴は自身の周りから固めて最悪振られた時の事も考えたが…その考えは早々に切り捨て…別の方法を取る事にした…

桜にそれを考えさせる隙を与えてないよう言葉と行動で示す事にした…昴は人心掌握の術と統計学的観点からの考察…諸々自身に取り入れたものを充分に使うことでそれは可能だと判断した。

そしてSEXもその一つ…桜を相手にすれば昴は持てる全てのテクニック…特に愛撫と囁く言葉は相手に普段以上に伝える手段だと認識している…

しかし学生でまだ2年もありその間に何があるかも分からない為振られる可能性を頭の隅に入れての行動をしている。

そんな事とは知らない桜も昴に振られる事がないよう最大限の努力をしている。

桜の反応も昴がするからこその反応で他の人では絶対こうはならないと桜は思っていた…

昴は自分で無くても他に選ぶ人は沢山いてしかも向こうから寄って来るほどにモテる…

純子や綾に聞いてもそれは間違いないのに…昴はそれを寄せ付け無いと言う…

桜はたとえ昴が他の人を抱いても昴から離れる気は無くそれを最初に本人に言っていた…

なのに…昴はそれをせずにいる…桜はそんな昴に更に夢中になっていく自分と昴がもたらす快感に溺れた自分はもう昴無しに生きて行けないんじゃ無いかと思うほどだった。
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