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第21章 卒業…妊娠、出産

そんな桜を心配しながらも八月も今日で終わる日…昴が帰って夕食を食べ終わって少しして桜の陣痛が始まって……

桜「うう…昴！痛い…うう…」

昴「！！ちょっ…まっ…あっ電話して…」

昴はパニック寸前になってアタフタと病室に電話して桜を抱いて車で病院に…

桜が時間に間隔はあるが昴が心配になるほどに苦しそうにしてずっと桜の側にいて背中を撫でてやりながら…

両親に連絡してない事に気がついて…

昴「桜…親父達に連絡してくるから…」

桜「…う、うん…すぐ帰る？」

昴「…ああ…2分で戻るから…」

そう言って廊下に出て電話して大丈夫なところに行き…

まずは桜の両親に…

昴「こんばんは…昴です…陣痛始まったので…ええ…はい…それじゃ…」

すぐ切って自分の両親にも電話した…

昴「あっ俺…うん！さっき始まったから…うん…もう連絡した…じゃあ…」

何か言っている母の言葉を無視して電話を切って桜のところに戻る…

桜は日付が変わってもまだ脂汗をかいてベットにいたが2時を回った頃漸く看護師が分娩室に連れて行くのに着いて行き昴も立ち会って…

明け方…

「オギャーオギャー…」

と凄く元気に産声を上げ…看護師が…

看護師「おめでとうございます…凄く元気な女の子ですよ！」

桜は疲れてもその赤ちゃんを見て涙を流して昴を見る…

昴「…桜…お疲れ様…めちゃくちゃ可愛い…やばい…」

桜「…うん…」

その後昴は待合室で待ってる間に両親達に生まれた事を知らせる…

飛ぶようにして現れた両親達は赤ちゃんの居るところに釘付けになった…

昴は病室に戻った桜を抱き締めて…

昴「桜…ありがとう…」

桜「私こそありがとう…昴…大好き…」

昴「んっ…疲れただろ？ゆっくり休みな？ずっと側にいるから…」

桜の頭を撫でてそう言うとすぐ桜は寝てしまう…そっと離して赤ちゃんに釘付けの両親達のところに行く…

両親「昴…おめでとう！凄く可愛い…」

そう言っている両親に…

昴「ありがとう…それで…」

今後の事をと昴は感動に浸る両親に話をした…

昴はこのまま桜の側にいると言って戻り出勤時間になると昴は会社に電話して産まれた事を告げて今日明日は休む事と育児休暇の申請をしてあったが…