この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
サイドストーリー10
第3章 約束のピンキーリング

「えっと・・・」
「いま、経営管理で大きなプロジェクトが進んでいまして岡本が割りと中心になっているんですがなかなか思うように進まないらしく」
「・・・」
「行き詰まってて、良く眠れないようなんですよね」
そうなん、だ。
「中村さんとデートでもして気晴らししてこいよって言ったんですが・・・心配かけたくないからって」
「・・・」
「あーいうエリートほど甘えるのが下手なんですよね」
「・・・」
「中村さんの方が年上だから弱みを見せたくないっていうのもあるのかも」
「・・・」
「あ、変な意味じゃなくてツマラナイ男のプライドの話です」
「はい」
「すみません。あいつ自分じゃ『参ってる』って素直に言えないみたいなんで助けてやってくれますか?」
「ありがとう。いま私も大きいのに関わってて気がつかなかったわ」
「いえ。あいつが素直に甘えればいいだけの話なんですけどね」
「いま、経営管理で大きなプロジェクトが進んでいまして岡本が割りと中心になっているんですがなかなか思うように進まないらしく」
「・・・」
「行き詰まってて、良く眠れないようなんですよね」
そうなん、だ。
「中村さんとデートでもして気晴らししてこいよって言ったんですが・・・心配かけたくないからって」
「・・・」
「あーいうエリートほど甘えるのが下手なんですよね」
「・・・」
「中村さんの方が年上だから弱みを見せたくないっていうのもあるのかも」
「・・・」
「あ、変な意味じゃなくてツマラナイ男のプライドの話です」
「はい」
「すみません。あいつ自分じゃ『参ってる』って素直に言えないみたいなんで助けてやってくれますか?」
「ありがとう。いま私も大きいのに関わってて気がつかなかったわ」
「いえ。あいつが素直に甘えればいいだけの話なんですけどね」

