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blossom
第6章 Love5:入れない男
ソファにもたれかかった状態は、直ぐに崩れてしまう。

左足を持ち上げられ、くるぶしに冴島さんの唇が触れた。膝の内側、太ももと上がってきたキスは、レース越しに私の核心へ触れた。そのまま大きく開かれた私の左足は、背もたれにかけられた。

レースがあるとはいえ、きっと私の蕩けたところは冴島さんに見えてしまっているのだろう。それなのに、ジュウッと音を立てて吸われる感触は、布越しの歯痒さがある。

「甘い蜜が溢れてきていますよ」

「だって…私…」
レロンと舐められても、まどろっこしさでモヤモヤしてしまう。

「もっと欲しいですか?腰が揺れてますよ」

「欲しい…です、もっと…」

「私の目を見て…もう一度」

「もっとして欲しいです…冴島さん…」

片方のリボンが解かれて、冴島さんのキスが少しずつ欲しいところに近づいてくる。
舌でなぞられる線が、一番欲しいところを掠めただけで、声が出てしまった。
「はぁぅっ…」

「これ…お好きですか?」

「んんぅっ……はぁっ…あっ……好き…です」

「クリトリス…固く締まってきましたよ」

「クリト…リス?」

「ここのことですよ」
「っひゃあぁっ…」

急な刺激にビックリして、太ももで冴島さんの頭を挟んでしまった。

「さくらさんのクリトリス、美味しいですよ」
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