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blossom
第11章 Love10:そそる男
そのままタクシーに乗り着いたのは、立派なホテルだった。チェックインの手続きを済ませる冴島さんの背中を見ているだけで、身体はその気になっている。

ポーターに荷物を預けると、そのままレストランに向かった。
「少し腹ごしらえをしましょう。」

グラスワインを2杯と軽いおつまみ程度の生ハムやチーズを食べた。
「こんな時間からお酒なんて…」

「最高でしょう?」

「はい!」

グラスワインを空にしたところで、冴島さんが私の指を弄び始めた。

「こんなこと聞いちゃいけないのかもしれないけと…」
私の薬指の指輪をクルクルと回しながら言った。

「なんですか?」

「別れる気は…ないんですか?」

「えっと…それは…どう」

「あぁ、すみません。もう酔ったかな…」

「冴島さん…」

「さくらさん、そろそろ行きましょうか」

「はい…」
自然と絡まる指と指。恋人同士のように手を繋いでエレベーターに乗った。

人がいるため、抱き合うのは我慢するけれど、冴島さんの指先がずっと私の手を撫で続けている。

上へのぼっていく途中で、同乗者がいなくなった。

[ ドアが閉まります]
機械の声が言い終わらないうちに、二人の唇は重なり、無言のまま熱くなった舌を絡め合った。
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