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blossom
第12章 Love11:共有する男
「簡単に言うと、舐め専ですね」

「舐めるの専門ってこと」
三人の共通点は、自分が気持ちよくなるよりも相手が気持ちよくなって欲しいというところだと言う。

「ま、たかさんさっき舐めさせてたけどね」

「ごめんなさい…」
冴島さんに申し訳なくなって、謝ってしまう。

「いえ、そんな。すごくよかったですよ。」

「私で興奮して貰えて嬉しくて…」

「普通に興奮するけど?しないの?旦那さん」

「うーん…多分…もう十年以上何もなくて…」

「なるほどね。で、十年ぶりにやったのが、たかちゃんだった、と」

「えっと、冴島さんとは、そのっ、そこまでは、まだしてないです!」
冴島さんの名誉を傷つけちゃいけないと思って、しっかり訂正する。

「まだ…ね?」
ショウタが含み笑いをする。
(やっちゃった…)

「今日、しちゃうかも?」
吉田さんもニヤニヤしながら、私と冴島さんの顔を見比べる。

「必要とあれば、俺たちのもどうそご自由に」
ショウタが自分のところに私の手を引っ張った。しっかり大きくなっている。

「そうだね、誰のが欲しいって言ってくれれば」
吉田さんは私の足を自分のに押し付けた。


冴島さんは軽く笑って肩をすくめるだけだった。
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