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blossom
第12章 Love11:共有する男
舌が微かにクリトリスの先に触れた。
それを察知したかのように、口の中にもう一本指が入ってくる。突っ込まれた二本の指は開かれて左右の奥歯にそれぞれあてがわれた。

「ぅあぁっ…んっ……っくぅん…」

噛み締めないようにしたいけれど、加減ができているかはもう分からなかった。

閉じられない口からダラダラとヨダレを垂らしながら、身体中の快感に脳が犯されていく。

「ああ゛…んぐっ……んっっ……ぐ…ぐっ」
ショウタのパンツに手を突っ込んで握りながら絶頂に達した。


ショウタは、私の口からねっとりとした唾液まみれの指を抜くと、目の前で啜るようにその指を舐めた。
いつの間にか片足はストッキングが脱がされて、吉田さんの口の中で飴玉のようにしゃぶられている。
冴島さんの舌はお尻に到達していた。


「ね、さくちゃん、マンコ寂しくない?」

口から抜いた指をヌルヌルと私に塗りつけながら、ヌチュヌチュと音をさせる。

「たかさんがマンコで俺がアナルって言うのは?」

「な…そんなの…無理…」

冴島さんの両手がお尻を開くと、舌が穴の中に入ってきそうな動きをする。
「やぁん…入っちゃう…だめぇ…」

「ベロ入って、指入ったら、チンコもいけるよ」

「嫌っ…お尻はだめっ…」

「頑なだなぁ、さくちゃん」

ショウタの指先が少し私の中に入ると、逃がさないようにプチュゥゥと締めつける音がした。
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