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blossom
第12章 Love11:共有する男
それなのに、冴島さんの腰は円を描くように動いて私の中を掻きまわし続けているし、胸の先は吉田さんに噛まれている。ショウタの舌は吸ったクリトリスを潰していた。

戻ってこれない絶頂の中、何度も何度も別の快感が込み上げてくる。

「ああぁあぁ…イッてるっ…イッてるのぉっ…」


冴島さんが首筋に歯を立てたのが引き金となった。

「っっ…はっ……っく!!!!」



正直言って後半は覚えていない。

聞くところによると、全身がガクガクと痙攣するように大きく震え続けていたとのこと。
冴島さんの抜き差しの度に潮を流し、結合が解かれた瞬間はショウタの顔にすごい勢いで噴き出したらしい。

乾いたところに移動させられて寝かされたのも知らなかった。

目覚めた時には、みんな服を着て隣の部屋のソファでワインを開けていた。

「それもいいねぇ」

「俺はこっちだな」

楽しそうに話していた三人の方に行く。

「あの…私……」

「起こしちゃった?ごめんね」

みんなの目が一斉に私を見る。

辛うじて胸は隠れているものの、ショーツも履かず片足は裸足、反対の足はあちこち電線しているストッキングを履いていた。髪だって顔だってどうなってるか見るのも怖い。

冴島さんが立ち上がってソファへと促してくれた。
自分でも酷い恰好なのは分かっていたけれど、どうしようもなかったので、ポスンとソファに座る。
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