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blossom
第12章 Love11:共有する男
急いで身体を拭いて確認する。
上質な生地の触り心地。下着もまた新しいものだ。

下着だけ身につけて髪を乾かしてから、ワンピースを着てみた。ドレープの効いたデザインなので、下着では隠せない胸の先端のシルエットも目立たなそうだ。

簡単にアップにしてルーズに仕上げる。こんな素敵な服に見合うヘアアクセサリーは持ってきていないから。ストッキングを留める紐がプラプラしたまま裸足で部屋に戻る。

「わお、正にたかちゃん好みって感じ」

「やばいなぁ、また脱がしたくなるじゃん」

ベージュのストッキングを手にした冴島さんが床に跪いた。クシュクシュッと手慣れた様子で私に履くように促す。スカートの中、足の付け根付近で冴島さんの手がゴソゴソと動くと、もうお腹いっぱいのはずの身体が性懲りも無くまたうずく。

「みてみて!どれがいい?」

テーブルの上に並んでいたのはおもちゃのような電子器具…所謂大人の…?男性器を模した生々しいものも大小3個くらいある。

「要らない…です」

「ほら、言っただろ?」

「これなんかどう?」
吉田さんが紫色の小さなものを手に取って、私に見せる。

「ローターって知らない?」
少しいじるとブブッと小さく震え始めた。

よく分からなくてやっぱり首を横に振った。

「そっか、じゃ、行こうか?」

四人でエレベーターに乗り込むと綺麗な都会の夜景が広がっていた。
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