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blossom
第12章 Love11:共有する男
「さくらちゃん、大丈夫?」
目の前に座った吉田さんの方を見る。
「目がトロンとしてるよ」
ショウタが両肘をついて私の方をニコニコしながら見ていた。
「気に入りましたか?」
冴島さんの言葉には首を振る。ショウタに言われた言葉が気になって、顔は向けられない。
注がれたシャンパンはキリッとした味で、飲みやすかった。乾杯したあと、そのほとんどを私と吉田さんで飲んでしまった。
何事もないように食事は進む。
にこやかに和やかに話しているけれど、内容は私の性体験のことばかりだった。この半年で私は大きく変わったと、改めて実感させられた。
してみたいことは?という冴島さんの質問に答えられないのは、恥ずかしいからでもよく思われたいからでもなく、まだまだ知らないことだらけだからだ。
とは言いながら、カウンセラーに話すようには話せない。冴島さんに嫌われたくない。
今日みたいなことを繰り返していたら、身体や脳が許容できずに壊れてしまうのではないか心配になる。
ショウタは、快感になれると身体が敏感になるからもっと楽しめるよと能天気に言うけれど、刺激が刺激じゃなくなってもっと強烈なのが欲しくなるかもねと吉田さんは言う。
冴島さんはとことんお供してくれると言って、私の手を握った。
もう下着は濡れていた。スカートに染みそうなほどに。
目の前に座った吉田さんの方を見る。
「目がトロンとしてるよ」
ショウタが両肘をついて私の方をニコニコしながら見ていた。
「気に入りましたか?」
冴島さんの言葉には首を振る。ショウタに言われた言葉が気になって、顔は向けられない。
注がれたシャンパンはキリッとした味で、飲みやすかった。乾杯したあと、そのほとんどを私と吉田さんで飲んでしまった。
何事もないように食事は進む。
にこやかに和やかに話しているけれど、内容は私の性体験のことばかりだった。この半年で私は大きく変わったと、改めて実感させられた。
してみたいことは?という冴島さんの質問に答えられないのは、恥ずかしいからでもよく思われたいからでもなく、まだまだ知らないことだらけだからだ。
とは言いながら、カウンセラーに話すようには話せない。冴島さんに嫌われたくない。
今日みたいなことを繰り返していたら、身体や脳が許容できずに壊れてしまうのではないか心配になる。
ショウタは、快感になれると身体が敏感になるからもっと楽しめるよと能天気に言うけれど、刺激が刺激じゃなくなってもっと強烈なのが欲しくなるかもねと吉田さんは言う。
冴島さんはとことんお供してくれると言って、私の手を握った。
もう下着は濡れていた。スカートに染みそうなほどに。