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blossom
第12章 Love11:共有する男
車寄せを通り抜け、チャペルのある方へ向かう。歩いているときは終わりのない振動から解放されるけれど、かすかに掠めてしまうのがまた刺激となる。


四人で人影のない広場に出た。きっと幸せな花嫁がここで祝福されるのだろう。かつての私のように。


私は白いガゼボの下で、男に代わる代わるクリトリスを吸われている。鳴き声も誰かの口の中に吐き、乳首は夜風に晒されて摘まれていた。

屋外でこんなことをするなんて、考えたこともなかった。

思考回路は完全に壊れていて、あるのは快感への欲求だけだった。段差に足をかけて、吸って欲しいところを顔に押しつけてしまう。
何度目の絶頂だっただろうか。当然のように足を伝う潮。

お尻に歯を立てられても、乳房に爪を立てられても、仰け反るようにして喜んでしまう。すぐにでも冴島さんに入れて欲しかった。もうショウタでも吉田さんでも誰でもいいから、私のことを貫いて強く打ちつけて欲しいと思っていた。

ガゼボの周りにいくつかの水溜まりを作ってしまった私は、もう腰が立たないほどになっていた。フロントを通るときも、泥酔しているかのように支えられていた。


エレベーターの手すりに軽くお尻をのせて、近くの唇にキスをせがむとショウタだった。

「唾たらして」

出した舌に垂らせというショウタのおかしなおねだりも、躊躇なくきいてあげるほどに私もおかしくなっていた。

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