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blossom
第13章 Love12:愛する男
そのままその素肌に抱きつこうとすると、ちょっと待ってと制される。
「シワにならないようにしないと」

床に落ちた私の服をクローゼットの中から出したハンガーにかけてくれた。

冴島さんの背中に、真新しい引っかき傷をいくつも見つけてしまった。思い当たる節がある。

「冴島さん…背中…ごめんなさい…」

「ん?あぁ、大丈夫。男の勲章。」

なぜ今まで気づかなかったのか。

この人は私に背を向けないからだ。 背を向け続けられる淋しさを知っているからこそ、この事実は、私の心を揺さぶった。

冴島さんの前に跪いてベルトに手をかけると、驚いてその手を止めようとした。

「お願い…」

見上げる私を見て、手を離してくれた。
ジッパーを下ろして下着越しにその形を見ただけで、欲しくてたまらなくなる。下着の上からキスをすると、反発するように跳ね返される。

下着とパンツの両方を下ろすと、そそり立つそれはもう私を誘う蜜を垂らしていた。

唇をたっぷりの唾液で湿らせてから、その先を口の中に咥えこんだ。
「あぁ…」

(もっと出して…蜜を啜らせて…)

中から送り出すかのように、下からも舐め上げる。色んな場所に舌を伸ばす。その下に下がっている部分も舐め、口の中に含む。


冴島さんの指が私の髪を優しく梳いてくれたおかげで、ずっと私を見ていた冴島さんに気づくことができた。
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