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blossom
第13章 Love12:愛する男
私の唾液で光っているのが嬉しくて堪らない。

また口に咥えて奥へと飲み込む。嘔吐くギリギリのところまで。そしてまた戻して、舌で先をぐるりと撫で回す。

「見て?」

冴島さんの指さした方に目を向けると、細長い鏡に私たちのシルエットが映っていた。膝立ちで縋るようにしている私は、冴島さんと一本の太い橋で繋がっていた。

鏡を見ながら根元まで飲み込もうと顔を近づける。

「ぐぅぅぇっ…」
(もっと奥まで欲しいのに…)

おでこだけが冴島さんのお腹に触れることができた。絡めた指は冴島さんにきつく握られていた。

「ずるいよ、さくらさんばっかり」

身体を引き上げられて、ベッドに座らされると足の間に冴島さんが顔を埋める。

「おいしいよ…さくらさん」

私を見上げる目が愛しくて、そっと頭を撫でると、冴島さんの手が重なった。

「こうやって押しつけられたの、興奮したな…」

「言わないでっ」
ピチャピチャとわざと音を立てて舐める意地悪な冴島さん。

「さくらはんは?何に興奮した?」

「いっ…いっばい興奮したけど…んんっ…」

意地悪を言いたいのに、また何も考えられなくなって、正直なことを言ってしまう。

「冴島さんが俺のって…みたいに…抱きしめて…してくれたの…かな……ショウタくんの…しようとしたの…止めたでしょ…」

しどろもどろな私の言葉の意味を理解してくれたのか、冴島さんの唇がジュブブブッとクリトリスを震わせて私を黙らせた。
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