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blossom
第13章 Love12:愛する男
そうなのかもしれない

ずっとイッてるのかも

それも分からない


痺れた身体では、冴島さんがどこに触れても感電してしまう。

「ああ…またうねりだした…
もっとここにいさせてよ…さくらさん」

一旦ひかれた腰がゆっくりと奥まで突き刺さる。

「ひぃぃっ…」

到底セクシーとは言えないような悲鳴。でも止められない。

「ずっと…ここにいたいのに…」
中で冴島さんがピクンと動いただけでも、全身がのけ反る。

指がクリトリスに触れると連動するかのように爪先が激しく震える。がっしりと足を抱かれているせいで、逃げることもできない。

「俺を見て」

目を細めて私を見てる冴島さんが見える。小さな円を描くようにゆっくりと優しく動く指に導かれて、冴島さんを見ながら絶頂した。




「さくら…」
長い余韻の中、名前を呼ばれた気がした。


冴島さんの腰が急に動き出す。

「やぁぁぁ、ぃやぁっっ、まって、だめっ」

感覚がないのに次々と湧き上がり襲ってくる快感から、逃げようにも逃げられない。

「もう我慢できないよ」

「壊れちゃぁぁあぁっ」
「壊れていいよ……俺で、壊れちゃえ」

「ぃいーっ…いってるっ…ぃってるいってるっ…」

「ぅっ…はぁっ…ぁあ…こんなっ……」

バタバタと全身がありえないほどに暴れてしまう。冴島さんそれでも腰を前後させ続けた。


「俺もっ…イクッ……イクよっ」









呼吸を忘れてしまうほど、頭が真っ白になっていた。


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