この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
blossom
第14章 Love13:待つ男
佐野くんはいつものように私を上下させるのではなく、自分が腰を振って抜き差ししていた。
「ぅっ……んぐっ……んんっ…」
喉の奥から漏れるのは、甘い吐息なんかじゃなかったのに、佐野くんは私の胸を汚い手で揉み続けた。
身体を地面に押しつけるように揺さぶられ、拳で内蔵を抉られているような感覚。
顔や耳を赤くして懸命に腰を振っている姿は滑稽にすら見えた。
(早く終われ、早く終われ…)
「桂木さんもイキそうですか?」
少なからず潤滑油を出してしまうのだろうか、それとも佐野くんから出る体液がそうさせるのか…根元まで出入りするようになった。その頃には、もう佐野くんは射精する寸前のような顔になっていた。
「気持ちいいですか?」
胸を強く掴まれた痛みで、佐野くんを下から睨みつけてしまう。
次の瞬間、佐野くんの手が振り上げられたと思ったら、耳がキーンとなった。
「もっと嬉しそうな顔してくださいよ」
ほっぺたが熱い…殴られた?
「もうイキそうですかっ?桂木さんっ」
口の中に血の味が広がっていく。
(怖い…またぶたれたらどうしよう…
逆らったら殺されるかもしれない…)
恐怖に涙が溢れてくる。
「いいですよっ!イッても!!」
佐野くんは私にそう言いながら私の中でイッた。
「ぅっ……んぐっ……んんっ…」
喉の奥から漏れるのは、甘い吐息なんかじゃなかったのに、佐野くんは私の胸を汚い手で揉み続けた。
身体を地面に押しつけるように揺さぶられ、拳で内蔵を抉られているような感覚。
顔や耳を赤くして懸命に腰を振っている姿は滑稽にすら見えた。
(早く終われ、早く終われ…)
「桂木さんもイキそうですか?」
少なからず潤滑油を出してしまうのだろうか、それとも佐野くんから出る体液がそうさせるのか…根元まで出入りするようになった。その頃には、もう佐野くんは射精する寸前のような顔になっていた。
「気持ちいいですか?」
胸を強く掴まれた痛みで、佐野くんを下から睨みつけてしまう。
次の瞬間、佐野くんの手が振り上げられたと思ったら、耳がキーンとなった。
「もっと嬉しそうな顔してくださいよ」
ほっぺたが熱い…殴られた?
「もうイキそうですかっ?桂木さんっ」
口の中に血の味が広がっていく。
(怖い…またぶたれたらどうしよう…
逆らったら殺されるかもしれない…)
恐怖に涙が溢れてくる。
「いいですよっ!イッても!!」
佐野くんは私にそう言いながら私の中でイッた。