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blossom
第16章 Love15:焦らす男
でも、触れて欲しいそこには触れてくれず、指でまた身体のラインを辿るだけ。

「さくら、今どんな気分?」

「触って欲しい…」

「触ってるじゃん」

「ちがうっ、もっと…ちゃんと…」

ブラのカップを少しだけ引っ張られて、中をのぞき込まれた。
「この中とか?」

「そうっ…触って…そこ…」

「じゃあ外して、自分で」
私は身体を起こしてブラを外した。プルンと解放された胸を見ても、触れようとはしてくれない。

「触って…」

私がそう言うと、乳房の周りをゆっくりと指先が撫でて始めた。
(でも触って欲しいのは周りじゃないの…)

「もっと…触って、涼くん…」

「どこ触って欲しいの?」

「胸の…先…」

「ちゃんと言ってよ」

「乳首を触って…」
指先がさっきと同じように動いて乳首を撫でてくれた。

「あぁあんっ…」

「乳首触ってもらってそんなに嬉しいの?」

「うん…はぁ…嬉しい…すごく…」

ゆっくりと円を描きながら、時々指先が乳首を掠めてくれる。
「もう腰揺れちゃってるよ」

「もっと…もっと触って…指で挟んで…」

「どこを?」

「乳首…乳首を指で挟んで…」

そっと二本の指で挟まれただけで、じわっとショーツに滲んだのが分かった。

「もっと強く…乳首…強く挟んで…摘んで…」

今度は三本の指で両方の乳首を軽く引っ張られた。

「あぁあんっ…どうして…気持ちよすぎる…涼くん…もっと…強く摘んで…」
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