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blossom
第16章 Love15:焦らす男
あと1回触れてもらえれば、あの甘い快感が全身に広がって心地よさに酔えたのに…

涼くんの指は触れてくれなかった。

すぐには言葉が出ないほどの喪失感。

「もうちょっと…だったのに…」

涼くんはふふっと笑った。
「イキたかった?」

「イキたかった…」

「じゃ、横になって開いて見せて」

もう頭の中はそればかりになっていた。仰向けになり脚を開いて、涼くんに触られるのを待つ。

「開いてって言ったよね?」

(あぁ…また…冷たい言い方…)

「指で開いて、ちゃんとお願いして」

大きく足を広げ、両手の指で花びらを開く。
「おまんこ…イカせて…涼くん…」

「またクリがいい?それとも中がいい?」

どちらの気持ちよさも知っている。思い出すだけで、中がうねってしまう。

さっきイキそこねたクリトリスでイキたい。

「クリトリスで…イカせて…」

私の蜜を掬った指がクリトリスの先端に触れた。
「んっはぁ…」

太ももの筋肉が収縮して震える、プチュウッと音を立てて、また蜜を垂らしてしまうのだった。

掬っては塗り、また掬っては塗る。

「こんなにビンビンになっちゃって」

「ひぃんっぐぅぅっ…」
微かにしか触れられていなかったのに、急に芯を潰されてしまい、悲鳴をあげてしまった。
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