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blossom
第16章 Love15:焦らす男
涼くんの腰に縋りついていた手が、勝手に自分のクリトリスを弄ってしまう。それを見逃してくれるわけが無かった。

「さくら、手を挙げて」

涼くんは、蜜のついた私の指を鼻に近づけて匂いを嗅ぐ。

「これ…何の匂い?」
手首を掴んで私の鼻にも近づけてる。

「ごめんなさい」

湿った私の指が涼くんによって唇に当てられた。

涼くんは何も語らないけれど、瞳が私に命じる。
視線が…ずらせないまま…
私は口を開けて自分の指にしゃぶりついた。


視線が絡み合っているだけで、身体が高熱に浮かされているかのようにゾクゾクが止まらない。



涼くんに操られた手は私の口の中を押し、されるがままにベッドに倒されてしまった。

涼くんは私の股の間に顔を近づけて、くんくんと匂いを嗅いだ。そしてなんの前触れもなくクチュッと私の中に指を入れる。

「ぅっっ…はぁあんっっ!」
身体をのけぞらせる私のことなど気づいてないみたいに、すぐに抜き取ると私の口の中にその指を入れた。

「同じ味だった?さくら」

「ふぅん…はぁ……ふうっ…」

「勝手に弄っちゃダメだよ」

「ごめんなさい…もうしないから…
もう一回…舐めさせて…」

「おいで」

私の手を引いてベッドからおろすと壁際の床に座らせた。そして、おちんちんを出してくれた。
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