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blossom
第19章 Love18:見られた男
「会いたかった…さくらさん…」
唇を重ねようとしてくるのを思わず避けてしまった。
「知り合いに見られちゃうかもしれないからっ」
「そうですね。それじゃあ…」
冴島さんの車に向かう。夫の姿は全く見えない。
車のドアが閉まりきる前に、冴島さんと唇が重なった。当たり前に侵入してきて舌に絡みとられてしまう。目眩のするようなキスが続き、ヌチュ…と生々しい音が車内に溢れた。
(この音も夫に聞こえてるのかな…)
「ごめんね…嬉しくて、つい。」
私が集中していないのを感じ取ったのか、冴島さんが一旦身体を離そうとした。
「私、ポーッてなっちゃって…。冴島さん、キス上手だから。」
「またそうやって焚きつける」
冴島さんの指が私の耳たぶを弄び、舌で唇の形を辿ると、吐息を我慢できなくなる。
冴島さんの唇が少しずつ場所を移動していく。頬を通って耳へ…冴島さんの背中に回した手に力が入ってしまう。
「かわいいね、さくらさん」
頬を優しく撫でる指が止まった。冴島さんの視線が首筋のキスマークを捉えていたのだ。
「あっ」
思わず手でキスマークを覆って隠してしまった。
「大丈夫…それごと…あなたが好きだから」
覆っていた手の甲に唇が触れ、隠していた手を外すと、夫のつけたキスマークに冴島さんの唇が重なった。
唇を重ねようとしてくるのを思わず避けてしまった。
「知り合いに見られちゃうかもしれないからっ」
「そうですね。それじゃあ…」
冴島さんの車に向かう。夫の姿は全く見えない。
車のドアが閉まりきる前に、冴島さんと唇が重なった。当たり前に侵入してきて舌に絡みとられてしまう。目眩のするようなキスが続き、ヌチュ…と生々しい音が車内に溢れた。
(この音も夫に聞こえてるのかな…)
「ごめんね…嬉しくて、つい。」
私が集中していないのを感じ取ったのか、冴島さんが一旦身体を離そうとした。
「私、ポーッてなっちゃって…。冴島さん、キス上手だから。」
「またそうやって焚きつける」
冴島さんの指が私の耳たぶを弄び、舌で唇の形を辿ると、吐息を我慢できなくなる。
冴島さんの唇が少しずつ場所を移動していく。頬を通って耳へ…冴島さんの背中に回した手に力が入ってしまう。
「かわいいね、さくらさん」
頬を優しく撫でる指が止まった。冴島さんの視線が首筋のキスマークを捉えていたのだ。
「あっ」
思わず手でキスマークを覆って隠してしまった。
「大丈夫…それごと…あなたが好きだから」
覆っていた手の甲に唇が触れ、隠していた手を外すと、夫のつけたキスマークに冴島さんの唇が重なった。