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blossom
第20章 Love19:狂わせる男
涼くんと待ち合わせた日の前日も夫は私の身体に印を残した。内ももや乳房はもちろん、首筋、背中、脇腹と私には確認できないところにまで至っていた。
こんなキスマークだらけの身体で涼くんに会ったら、なんて言われるのだろう。
待ち合わせた場所は前回とは違う駅だった。
涼くんが指定したそこは、あまり大きな駅ではなくて、閑静な住宅地という印象の土地だった。
「さくら!久しぶり!」
先に着いていた涼くんが私を見つけるなり駆け寄ってきてハグしてきた。
「ちょっ…こんなところで、ダメっ」
「大丈夫だよ、俺ほぼ独身だもーん」
変わらず軽いノリの涼くんに連れられて駅前のメインストリートを歩いていくと、まさに住宅街へと入っていく。
「この先に何があるの?」
「んー?ひ、み、つー」
ある一件の建物の前で止まった。
家にしてはちょっと無機質でオシャレだけれど、かと言って、ホテルにしては飾り気がない。オフィス?アトリエ?
ドアを開けると男性がいた。
「いらっしゃいませ」
「予約していた中西です」
「お待ちしておりました。お部屋はこちらです。」
鍵を受け取った涼くんは、少し先にあった頑丈そうな扉をその鍵で開けた。
学校の教室より広いくらいの部屋には、見たこともないようなものがたくさんあった。
こんなキスマークだらけの身体で涼くんに会ったら、なんて言われるのだろう。
待ち合わせた場所は前回とは違う駅だった。
涼くんが指定したそこは、あまり大きな駅ではなくて、閑静な住宅地という印象の土地だった。
「さくら!久しぶり!」
先に着いていた涼くんが私を見つけるなり駆け寄ってきてハグしてきた。
「ちょっ…こんなところで、ダメっ」
「大丈夫だよ、俺ほぼ独身だもーん」
変わらず軽いノリの涼くんに連れられて駅前のメインストリートを歩いていくと、まさに住宅街へと入っていく。
「この先に何があるの?」
「んー?ひ、み、つー」
ある一件の建物の前で止まった。
家にしてはちょっと無機質でオシャレだけれど、かと言って、ホテルにしては飾り気がない。オフィス?アトリエ?
ドアを開けると男性がいた。
「いらっしゃいませ」
「予約していた中西です」
「お待ちしておりました。お部屋はこちらです。」
鍵を受け取った涼くんは、少し先にあった頑丈そうな扉をその鍵で開けた。
学校の教室より広いくらいの部屋には、見たこともないようなものがたくさんあった。