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blossom
第21章 Love20:執着する男
指が抜かれたと思ったら、今度は舌がクリトリスに吸いつく。
顔に向かって噴き出された潮を、舌を伸ばして舐めながら冴島さんが立ち上がった。そのときの妖しげな目は、いつもの冴島さんとは別人のようだった。
「脱水症状起こしそうだね」
冷蔵庫の中から冷えた水のペットボトルにストローを挿して、持ってきてくれた。私は少し身体を起こして喉を鳴らしながら一気に半分飲んでしまった。
上半身裸の冴島さんはバスタオルを持ってくると、あちこちに飛び散っている水分を大まかに吸い取っていた。
「ごめんなさい、私やります。」
「大丈夫、横になってて」
冴島さんは、テーブルにペットボトルを置いた私の手を取って、その甲に唇を押しつけた。
静かな空間。
でも息苦しくなんてない。むしろ、心地よい。
「さくらさん、疲れてない?」
「どうして?」
「どうして…か。そうだな。今度はベッドに行きたいから…かな。」
顔が熱くなるのを感じて、目を逸らしてしまう。
「冴島さんは?疲れてない?私ばっかり…」
テーブルのペットボトルを手にとって、ストローを玩ぶ。
「あっ…今度は私が…」
冴島さんのベルトに手を伸ばそうと立ち上がると、足に力が入らず身体がぐらついてしまった。
「大丈夫?!」
「うん、平気。思ったより腰にきてたみたい」
床に膝をついている冴島さんの肩を借りて、笑いながらまた立ち上がる。
「ベッド…行きませんか?」
冴島さんに手を差し伸べて、手を繋いで寝室へ向かった。
顔に向かって噴き出された潮を、舌を伸ばして舐めながら冴島さんが立ち上がった。そのときの妖しげな目は、いつもの冴島さんとは別人のようだった。
「脱水症状起こしそうだね」
冷蔵庫の中から冷えた水のペットボトルにストローを挿して、持ってきてくれた。私は少し身体を起こして喉を鳴らしながら一気に半分飲んでしまった。
上半身裸の冴島さんはバスタオルを持ってくると、あちこちに飛び散っている水分を大まかに吸い取っていた。
「ごめんなさい、私やります。」
「大丈夫、横になってて」
冴島さんは、テーブルにペットボトルを置いた私の手を取って、その甲に唇を押しつけた。
静かな空間。
でも息苦しくなんてない。むしろ、心地よい。
「さくらさん、疲れてない?」
「どうして?」
「どうして…か。そうだな。今度はベッドに行きたいから…かな。」
顔が熱くなるのを感じて、目を逸らしてしまう。
「冴島さんは?疲れてない?私ばっかり…」
テーブルのペットボトルを手にとって、ストローを玩ぶ。
「あっ…今度は私が…」
冴島さんのベルトに手を伸ばそうと立ち上がると、足に力が入らず身体がぐらついてしまった。
「大丈夫?!」
「うん、平気。思ったより腰にきてたみたい」
床に膝をついている冴島さんの肩を借りて、笑いながらまた立ち上がる。
「ベッド…行きませんか?」
冴島さんに手を差し伸べて、手を繋いで寝室へ向かった。