この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
blossom
第21章 Love20:執着する男
寝室のドアに手をかけたとき、スマホのバイブが震える音がした。
カウンターに置いた冴島さんのスマホの画面は暗いままだった。紳士の笑みを浮かべた冴島さんは、手のひらを見せ私のバッグを指し示す。
裸のままの私の肩に、さっきまで冴島さんが着ていたシャツをかけてくれた。
スマホの着信は夫だった。
冴島さんも一緒にそれを確認し、出るように促される。
「もしもし?」
[ 冴島といるの?]
「どうして?」
[ いいから、答えて]
「……うん」
[ っくそ……]
少し離れて私の表情を見ていた冴島さんが、近づいて足元に跪いた。
しーっと一本指を唇に当てると、腰骨の辺りに唇を触れさせた。
[ もうやった後?それとも、これから?]
「ちょっと…そんな…っ」
冴島さんの舌がツーッと滑り、思わず息が止まってしまった。
(ごめん)と冴島さんの唇が動き、また唇が移動する。
[ ちゃんと録音してる?]
「うん…っ…してるよ…」
[ …もしかして、今やってる最中か?]
「っふぅ……また、あとでねっ」
止めていた息をゆっくりと吐き出す。
[ 待って、さくらっ]
「なぁに?」
[ 電話切ったフリしてこのまま続けて]
冴島さんの舌はジワジワと私の核に近づいてきている。
「そんなの無理…」
そうは言ったけれど、ゾクゾクする興奮の予感がしていた。
[ 少し聞いたら切るから、頼むよ]
「じゃあ、夜ね」
そう言ってカウンターの上に伏せて置く。
まだ電話が繋がってるなんて思ってもいない冴島さんは、私の足を少し開いて顔を埋めた。
カウンターに置いた冴島さんのスマホの画面は暗いままだった。紳士の笑みを浮かべた冴島さんは、手のひらを見せ私のバッグを指し示す。
裸のままの私の肩に、さっきまで冴島さんが着ていたシャツをかけてくれた。
スマホの着信は夫だった。
冴島さんも一緒にそれを確認し、出るように促される。
「もしもし?」
[ 冴島といるの?]
「どうして?」
[ いいから、答えて]
「……うん」
[ っくそ……]
少し離れて私の表情を見ていた冴島さんが、近づいて足元に跪いた。
しーっと一本指を唇に当てると、腰骨の辺りに唇を触れさせた。
[ もうやった後?それとも、これから?]
「ちょっと…そんな…っ」
冴島さんの舌がツーッと滑り、思わず息が止まってしまった。
(ごめん)と冴島さんの唇が動き、また唇が移動する。
[ ちゃんと録音してる?]
「うん…っ…してるよ…」
[ …もしかして、今やってる最中か?]
「っふぅ……また、あとでねっ」
止めていた息をゆっくりと吐き出す。
[ 待って、さくらっ]
「なぁに?」
[ 電話切ったフリしてこのまま続けて]
冴島さんの舌はジワジワと私の核に近づいてきている。
「そんなの無理…」
そうは言ったけれど、ゾクゾクする興奮の予感がしていた。
[ 少し聞いたら切るから、頼むよ]
「じゃあ、夜ね」
そう言ってカウンターの上に伏せて置く。
まだ電話が繋がってるなんて思ってもいない冴島さんは、私の足を少し開いて顔を埋めた。