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blossom
第22章 Love21:私だけの男
ニュクニュクと割り入ってきた舌はついにクリトリスの近くまでたどり着いてしまった。私の足が緩んでしまったのだろうか…。
夫の頭に手をのせて剥がそうとした瞬間、吉田さんやショウタと会ったあの日のホテルのガゼボでのことがフラッシュバックした。
酔っていたせいだろうか…
退けようとしているのか、押し付けようとしているのか、一瞬分からなくなる。
夫の舌がクリトリスをとらえてしまった。
ピチュピチュと細かな動きで震わされ、簡単に高まってしまう。無意識に噛んだ指に走る痛みとほぼ同時に腰がピクンッと震えた。
灯りの埋め込まれた大きな石に片足をのせられ、夫の目の前で開かされたその場所を何度も舌が往復する。
お金を払ってわざわざ妻を汚させて、それを啜って興奮するなんてかわいそうな人。
「さくら…愛してるよ…」
口の周りを唾液でベタベタに濡らした夫は、私を見上げながら何度もそう口にした。
「本当に…?」
思わず確認してしまった。
夫の気持ちが不安だから、なんていう甘い理由ではない。これが本当に愛している相手にする仕打ちなのかという確認だった。
「本当だよ。愛してる…一番…誰よりも。」
夫の愛を受け入れるということは、これから先も同じことが繰り返されるかもしれないということだ。夫の全てを受け入れるくらいなら、以前の何も無い夫婦生活の方がマシかもしれないと初めて思った。
とは言っても、私が他の男の影をちらつかせている限り、暇乞いなど受け入れられるはずがないことは理解していた。
夫の頭に手をのせて剥がそうとした瞬間、吉田さんやショウタと会ったあの日のホテルのガゼボでのことがフラッシュバックした。
酔っていたせいだろうか…
退けようとしているのか、押し付けようとしているのか、一瞬分からなくなる。
夫の舌がクリトリスをとらえてしまった。
ピチュピチュと細かな動きで震わされ、簡単に高まってしまう。無意識に噛んだ指に走る痛みとほぼ同時に腰がピクンッと震えた。
灯りの埋め込まれた大きな石に片足をのせられ、夫の目の前で開かされたその場所を何度も舌が往復する。
お金を払ってわざわざ妻を汚させて、それを啜って興奮するなんてかわいそうな人。
「さくら…愛してるよ…」
口の周りを唾液でベタベタに濡らした夫は、私を見上げながら何度もそう口にした。
「本当に…?」
思わず確認してしまった。
夫の気持ちが不安だから、なんていう甘い理由ではない。これが本当に愛している相手にする仕打ちなのかという確認だった。
「本当だよ。愛してる…一番…誰よりも。」
夫の愛を受け入れるということは、これから先も同じことが繰り返されるかもしれないということだ。夫の全てを受け入れるくらいなら、以前の何も無い夫婦生活の方がマシかもしれないと初めて思った。
とは言っても、私が他の男の影をちらつかせている限り、暇乞いなど受け入れられるはずがないことは理解していた。