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blossom
第22章 Love21:私だけの男
足を広げて立っている私の中に入ろうと、夫が立ち上がった。
「もうキレイになったからね、ちゃんと気持ちよくしてあげるからね」
私を愛おしそうな眼差しで見つめながら先を当てがった。
「ママ…あいつの大きかった?俺のと違うって本当に分かった?」
(あぁ…あの人がそんなことを言っていたな…)
そのとき、私を傷つけた夫を傷つけたいという黒い気持ちが入道雲のようにもくもくと湧き上がってきた。
一瞬口を開いたけれど、言葉が見つからず息だけ飲み込んでしまった。
(なんて言ったら傷つくのだろう…)
「いいよ、本当のこと言って?」
ヌルヌルと分泌された自分の体液を私に塗りつけながら、じっと目を見てくる。
「…抉られる…みたいに先が引っかかって…」
夫の目がカッと開いた。
「そ、それで…?」
「あなたのより…太くて…硬かった」
私は、夫の小鼻の横がピクピクと痙攣するように動くのを見逃さなかった。
(やった!これで二度とこんなことをしようとなんて思わな…)
「うぅうっ!!」
私が夫を傷つけて復讐できたとほくそ笑んだまさにその瞬間、夫はすみれ色の浴衣に向かって射精した。
「…え?」
ただ先を擦り合わせていただけで…?
違う。
夫は私の言葉に興奮したのだ。
他の男の性器を褒めることですら、この人にとっては興奮の材料なのだ。
夫の中にある嫉妬心は、私の持つそれとは全くの別のものだと突きつけられた瞬間だった。
「もうキレイになったからね、ちゃんと気持ちよくしてあげるからね」
私を愛おしそうな眼差しで見つめながら先を当てがった。
「ママ…あいつの大きかった?俺のと違うって本当に分かった?」
(あぁ…あの人がそんなことを言っていたな…)
そのとき、私を傷つけた夫を傷つけたいという黒い気持ちが入道雲のようにもくもくと湧き上がってきた。
一瞬口を開いたけれど、言葉が見つからず息だけ飲み込んでしまった。
(なんて言ったら傷つくのだろう…)
「いいよ、本当のこと言って?」
ヌルヌルと分泌された自分の体液を私に塗りつけながら、じっと目を見てくる。
「…抉られる…みたいに先が引っかかって…」
夫の目がカッと開いた。
「そ、それで…?」
「あなたのより…太くて…硬かった」
私は、夫の小鼻の横がピクピクと痙攣するように動くのを見逃さなかった。
(やった!これで二度とこんなことをしようとなんて思わな…)
「うぅうっ!!」
私が夫を傷つけて復讐できたとほくそ笑んだまさにその瞬間、夫はすみれ色の浴衣に向かって射精した。
「…え?」
ただ先を擦り合わせていただけで…?
違う。
夫は私の言葉に興奮したのだ。
他の男の性器を褒めることですら、この人にとっては興奮の材料なのだ。
夫の中にある嫉妬心は、私の持つそれとは全くの別のものだと突きつけられた瞬間だった。