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blossom
第22章 Love21:私だけの男
「湯船…浸かろうか…」

夫にふらつく腰を支えられながら湯船に向かう。

「脱がないと…」
羽織っていた浴衣を脱ごうと手をかけると、夫がその手を握った。

「そのままでいて」

「でも…」

「足だけにしよう、足湯。」
二人並んで縁に座り、膝から下をお湯につける。

ちゃぷちゃぷとお湯が注がれる音が、竹林の庭とマッチしてとても美しい空間だった。


「どこから間違ってたのかな…」
縁の上に置いた私の手に夫の手が重なった。

「初めから…」
私の言葉を聞いて、夫はがっくりと肩を落とした。

「ははっ…そうか、初めからか」

「ううん、そうじゃなくて。初めからもっと話をしてれば、もっと違ってたんじゃないかな…私たち」

夫の手の上に更に私の手を重ねた。
「もっとちゃんと話そ…」
私の頬にも涙が伝った。

「さくら…」

「もう一回…やってみよう?」

「泣かせたくないよ…さくらを笑わせたい」

「うん…」

「さくら……一緒にいてくれてありがとう」



夫の冷えた肩に触れ、湯船に入るよう促した。
浴衣を脱ごうと立ち上がった私の手首は夫に引っぱられ、そのまま湯船に腰までつかってしまった。

「もぉ、パパっ」
抱き合ってキスをした。舌も指も、まるで恋人同士のように熱く絡め合う。

湯船の中で夫の上に座り、また繋がった。さっきよりも深く、夫の存在を感じる。

濡れた浴衣越しに硬く蕾んだ乳首を吸われ、私の腰はお湯を波立たせながらクネクネと艶めかしく動いた。


私たちにはまだまだ話さなければいけないことが山ほどあるけれど、今は私を啜る夫の舌に身を委ねていたかった。
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