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blossom
第4章 Love3:若い男
翌日。約束の時間が近づく。
コインパーキングに寄って、冴島さんの車を探したけれどまだ来ていないようだった。
念の為、あの洋食屋さんの中を窓越しに覗いて見たけれど、やっぱりまだ来ていない。
お店とコインパーキングをゆっくり行ったり来たりして30分が過ぎた。
(からかわれたのかな…)
ウキウキして過ごした一週間が、馬鹿みたいに思えてくる。
それでもまだ来てくれるような気がして、洋食屋さんに入りナポリタンとアイスティーを頼んだ。
これを食べ終わったら帰ろうと決めて。
結局、冴島さんは来なかった。
楽しみにしてたのは私だけだったみたいだ。
家に帰ると間もなく子供たちが帰宅した。
学校の話を競うように話してくれるのだけれど、上の空になってしまう。
ベッドの中、夫の背中を見ながら冴島さんのことを思い出す。火照りを覚えた身体はそのうちまた前のように戻れるのだろうか。
夫の背中に手を伸ばしてみたが、触れる直前で引っ込める。
きっと夫に抱かれても、あの感覚は味わえない。
ましてや、そこを舐めてくれだなんて、死んでも口にできない。
冴島さんの舌の感触は、まだ生々しく思い出せる。
目を閉じて…あの時のことを反芻しながら眠りについた。
コインパーキングに寄って、冴島さんの車を探したけれどまだ来ていないようだった。
念の為、あの洋食屋さんの中を窓越しに覗いて見たけれど、やっぱりまだ来ていない。
お店とコインパーキングをゆっくり行ったり来たりして30分が過ぎた。
(からかわれたのかな…)
ウキウキして過ごした一週間が、馬鹿みたいに思えてくる。
それでもまだ来てくれるような気がして、洋食屋さんに入りナポリタンとアイスティーを頼んだ。
これを食べ終わったら帰ろうと決めて。
結局、冴島さんは来なかった。
楽しみにしてたのは私だけだったみたいだ。
家に帰ると間もなく子供たちが帰宅した。
学校の話を競うように話してくれるのだけれど、上の空になってしまう。
ベッドの中、夫の背中を見ながら冴島さんのことを思い出す。火照りを覚えた身体はそのうちまた前のように戻れるのだろうか。
夫の背中に手を伸ばしてみたが、触れる直前で引っ込める。
きっと夫に抱かれても、あの感覚は味わえない。
ましてや、そこを舐めてくれだなんて、死んでも口にできない。
冴島さんの舌の感触は、まだ生々しく思い出せる。
目を閉じて…あの時のことを反芻しながら眠りについた。