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blossom
第4章 Love3:若い男
翌日、母の病院に顔を出しにいく。退院の予定がまだ延びているのだ。
「お母さん、どう?具合は」
「リハビリがね、なかなか大変でね」
「退院までまだかかりそう?」
「先生がね、さくらと話したいって」
(山根くんか…)
「分かった、ちょっと聞いてくるね」
ナースステーションに声をかけ話を聞くと、30分後院長室に行くように言われた。
しょうがない、お世話になっている身だ。
時間になってあの部屋に向かうと山根くんがドアの前に立っていた。
「ここでいいかな?」
部屋の方を指差して言う。
「…はい」
「そんな警戒するなよ」
部屋に通されるとすぐにノックして看護師さんも入ってきた。
リハビリはよく頑張ってるけれど、血中酸素が少なくてすぐに苦しくなってしまうとのこと。そことのバランスをみながら、リハビリをすすめていければと提案された。リハビリをちゃんとしなければ、普通の生活には戻れない。
母もそれを希望しているので、引き続きお願いすることにした。
そして部屋から看護師さんが出ていった。
「山根くん…この間のことなんだけど…」
「ごめんな、盛っちゃって。やっぱ、ハジメテの相手っていうのは、特別なんだなぁ。」
「私こそ…ごめんね…」
「オレにとって宮野はずっと特別だから。旦那に相手されなくて寂しいときとかさ、オレはいつでもOKだから。」
山根くんは半分冗談、半分本気の雰囲気で笑っていた。明るく終われて良かった。
「お母さん、どう?具合は」
「リハビリがね、なかなか大変でね」
「退院までまだかかりそう?」
「先生がね、さくらと話したいって」
(山根くんか…)
「分かった、ちょっと聞いてくるね」
ナースステーションに声をかけ話を聞くと、30分後院長室に行くように言われた。
しょうがない、お世話になっている身だ。
時間になってあの部屋に向かうと山根くんがドアの前に立っていた。
「ここでいいかな?」
部屋の方を指差して言う。
「…はい」
「そんな警戒するなよ」
部屋に通されるとすぐにノックして看護師さんも入ってきた。
リハビリはよく頑張ってるけれど、血中酸素が少なくてすぐに苦しくなってしまうとのこと。そことのバランスをみながら、リハビリをすすめていければと提案された。リハビリをちゃんとしなければ、普通の生活には戻れない。
母もそれを希望しているので、引き続きお願いすることにした。
そして部屋から看護師さんが出ていった。
「山根くん…この間のことなんだけど…」
「ごめんな、盛っちゃって。やっぱ、ハジメテの相手っていうのは、特別なんだなぁ。」
「私こそ…ごめんね…」
「オレにとって宮野はずっと特別だから。旦那に相手されなくて寂しいときとかさ、オレはいつでもOKだから。」
山根くんは半分冗談、半分本気の雰囲気で笑っていた。明るく終われて良かった。