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blossom
第5章 Love4:見ていた男
突然、髪をぐしゃっと掴まれたかと思うと、頭ごと揺さぶられた。
腫れ上がった性器が喉の奥に突き刺される。

私はなんとかその動きを止めようと、男の太ももを押し返そうとした。
喉の奥から吐き気が込み上げてくる。

「ぁぅっ……ぉぉっ……ぉぇっ……」
口の奥で鳴るグチュングチュンという音の合間に、私の唸り声が挟まる。

口の中に溢れるネバネバした粘液が邪魔して、抜かれた瞬間でさえもうまく息が吸えない。

「いいかぁっ…出すぞっ…零すなよぉっ……」

音が一瞬遠のく感覚。
私は大きく口を開けたまま、頭をメチャクチャに振られ、為すがままにされていた。

喉の奥…まるで直接胃に注ぎ込まれているような…
ビュゥッビュゥッと、更なる汚い液が私の身体に注がれた。


このドロドロを飲み込まないと、空気が吸えない。

ぼーっとなりかけた頭が一瞬働いた。


ゴクンッと飲み込むと、やっと呼吸ができた。

「はぁっ…ヒッ……はぁっ……ヒック…」

まるで子供がしゃくり上げるように、私は泣いていた。

私の舌の上にのせられたままの男の先からは、まだ少しずつ精液が排出されていた。


口の端からヨダレが垂れそうになり、我に返る。
私の髪をぐしゃぐしゃに掴んだまま目を閉じている男の顔を見上げた。

(やっと………終わったんだ…)
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