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blossom
第6章 Love5:入れない男
裸になり、まずはショーツを身につける。軽くリボン結びをした状態で履き、骨盤のところでもう一度結び直した。垂れるリボンが太ももに触れただけで、なぜだかとてもいやらしく感じてしまう。

ブラを外し、直接着てみることにした。
サラサラという着心地は、逆立った産毛を刺激する。

肩紐に腕を通し、胸の谷間の辺りで一つリボン結びをする。きゅぅっと寄せられた胸が、レースによって飾られた。
みぞおちのリボンも結ぶ。くびれが強調されたようで、体型をよく見せてくれるかもしれない。

その状態で姿見のあるところへ移動してみた。

すそは太ももの真ん中辺りまである。しかし、中は思っていた以上に透けて丸見えだった。乳首の位置も遠目で見ただけですぐに分かるし、色だって形だって丸見えだ。

(服を着たらどんな感じだろう)
試しに、さっきまで着ていたリネンのワンピースを身につけてみる。
やっぱり胸の先端は分かってしまう。上に一枚羽織れば平気かもしれないけれど。


(ノースリーブのシャツワンピースにして、カーディガンを羽織れば…)


また冴島さんと会う時のことを考えているだけで、気分が持ち直してくる。

その後何日も、冴島さんの名刺を繰り返し見た。見るだけで、連絡を取ろうとはまったく思っていないのだけれど、それでも何度も見てはスマホカバーのポケットにしまった。
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