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blossom
第6章 Love5:入れない男
オススメだというベーグルを買って紙袋に詰めてもらうと、またすぐに車を動かす。楽しく会話をしながららお互いのことを知っていく。どんどんと街を離れて、着いたのは川の近くのコテージだった。
個人所有なのだろうか、誰に断る訳でもなく鍵を開ける。
「靴のままどうぞ」
冴島さんのあとに続いて、サンダル靴のまま中に入った。
大きな窓際のテーブルの上にベーグルを置くとすぐ、強く抱きしめられてしまう。
「すみません、ずっと我慢してたもので」
「わ、私もです…」
私がそう言うと、指で顔の角度を変えられて冴島さんの唇が重なった。
唇で唇をハムッと挟まれて、あの店主にされたことが一瞬フラッシュバックする。
「冴島さん…あの…」
「さくらさん、これ気に入ってくれましたか?」
遮るようにして問われた。背中に添えた手から、私が身につけているのを察したみたいだ。肩のストラップのラインを指でなぞられる。
「はい…でも…恥ずかしくて…」
優しく微笑んだ冴島さんは、肩にかけていたカーディガンを外して、ノースリーブから出た肩先にキスをした。
「はぁ……」
私の口からはそれだけで熱い息が漏れてしまう。
冴島さんは、私の腕を持ち上げながらキスを進めて行く。脇の下に近づいていくのが恥ずかしくて堪らない。
「汗…かいてるから、だめです…」
個人所有なのだろうか、誰に断る訳でもなく鍵を開ける。
「靴のままどうぞ」
冴島さんのあとに続いて、サンダル靴のまま中に入った。
大きな窓際のテーブルの上にベーグルを置くとすぐ、強く抱きしめられてしまう。
「すみません、ずっと我慢してたもので」
「わ、私もです…」
私がそう言うと、指で顔の角度を変えられて冴島さんの唇が重なった。
唇で唇をハムッと挟まれて、あの店主にされたことが一瞬フラッシュバックする。
「冴島さん…あの…」
「さくらさん、これ気に入ってくれましたか?」
遮るようにして問われた。背中に添えた手から、私が身につけているのを察したみたいだ。肩のストラップのラインを指でなぞられる。
「はい…でも…恥ずかしくて…」
優しく微笑んだ冴島さんは、肩にかけていたカーディガンを外して、ノースリーブから出た肩先にキスをした。
「はぁ……」
私の口からはそれだけで熱い息が漏れてしまう。
冴島さんは、私の腕を持ち上げながらキスを進めて行く。脇の下に近づいていくのが恥ずかしくて堪らない。
「汗…かいてるから、だめです…」