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満たされないシェアハウス
第10章 引き裂かれる?

side 冬馬
あぁ…
全然眠れへん
理由はわかってんねん
引越しせなあかんかも…
ということと
辰巳が
予定外に早く帰ってきたおかげで
琴姉とは微妙な空気のままやからや
引越しな…
もちろん
どこか決まるまで
という約束やったし
辰巳か俺のどっちかが出て行くとしたら
どう考えても
俺やし
せやけどとにかく
琴姉と離れたない
さらに
その理由を
辰巳には言われへん
はぁ…
俺は心の中で
何回溜息ついてんねん…
それから
琴姉のことやけど
おそらく
俺と初めてのエッチやったのに
終わって
甘い時間過ごせへんかったから
変な雰囲気なんかなーと…
いや、俺は
まったり
イチャイチャしたかってんけど
辰巳が帰って来たし
それからは
具合悪いテイにしてたから
うどん食べてる時も
琴姉とは
あんま喋らんかって…
なんや琴姉
機嫌悪いっちゅうか
元気ないっちゅうか…
あー…
さっきから
ぐるぐるぐるぐる
おんなじ事ばっかり考えて
寝られへん!
くそっ
なんか
イライラしてきた俺は
水でも飲もうと
辰巳を起こさんように部屋を出ると
シャワーの音が聞こえてきた
あれ?
…琴姉、シャワー浴びてんのか?
そーっと
脱衣所に近づくと
ちょうどその時
シャワーの音が止ま理由
そして
浴室のドアが開いた
今、琴姉は
目の前のドアの向こうで
身体拭いてるっちゅうことや
そういえば…
この家で
鍵が閉まるんは
トイレ以外で唯一ここだけ
そう
ここだけや
「コンコン…琴姉」
「わっ、びっくりした!
冬馬?」
「うん、俺
ちょっと入るで」
「え、待ってあたし今」
知ってる
裸やろ?
俺は
琴姉の言葉が終わる前に
ドアを開け
中に入ると急いで鍵を閉めた
目の前の琴姉は
急いでバスタオルで身体を隠してるけど
隠し切れてへんし
まだ身体が濡れたまま
「やだ、冬馬なに?」
俺は
近くにあるバスタオルを手に取ると
そのタオルを琴姉の肩にかけ
そして
タオルごと琴姉を抱きしめた
「静かにせんと
辰巳が起きる」
あぁ…
全然眠れへん
理由はわかってんねん
引越しせなあかんかも…
ということと
辰巳が
予定外に早く帰ってきたおかげで
琴姉とは微妙な空気のままやからや
引越しな…
もちろん
どこか決まるまで
という約束やったし
辰巳か俺のどっちかが出て行くとしたら
どう考えても
俺やし
せやけどとにかく
琴姉と離れたない
さらに
その理由を
辰巳には言われへん
はぁ…
俺は心の中で
何回溜息ついてんねん…
それから
琴姉のことやけど
おそらく
俺と初めてのエッチやったのに
終わって
甘い時間過ごせへんかったから
変な雰囲気なんかなーと…
いや、俺は
まったり
イチャイチャしたかってんけど
辰巳が帰って来たし
それからは
具合悪いテイにしてたから
うどん食べてる時も
琴姉とは
あんま喋らんかって…
なんや琴姉
機嫌悪いっちゅうか
元気ないっちゅうか…
あー…
さっきから
ぐるぐるぐるぐる
おんなじ事ばっかり考えて
寝られへん!
くそっ
なんか
イライラしてきた俺は
水でも飲もうと
辰巳を起こさんように部屋を出ると
シャワーの音が聞こえてきた
あれ?
…琴姉、シャワー浴びてんのか?
そーっと
脱衣所に近づくと
ちょうどその時
シャワーの音が止ま理由
そして
浴室のドアが開いた
今、琴姉は
目の前のドアの向こうで
身体拭いてるっちゅうことや
そういえば…
この家で
鍵が閉まるんは
トイレ以外で唯一ここだけ
そう
ここだけや
「コンコン…琴姉」
「わっ、びっくりした!
冬馬?」
「うん、俺
ちょっと入るで」
「え、待ってあたし今」
知ってる
裸やろ?
俺は
琴姉の言葉が終わる前に
ドアを開け
中に入ると急いで鍵を閉めた
目の前の琴姉は
急いでバスタオルで身体を隠してるけど
隠し切れてへんし
まだ身体が濡れたまま
「やだ、冬馬なに?」
俺は
近くにあるバスタオルを手に取ると
そのタオルを琴姉の肩にかけ
そして
タオルごと琴姉を抱きしめた
「静かにせんと
辰巳が起きる」

