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満たされないシェアハウス
第10章 引き裂かれる?

辰巳が起きる
その言葉で
琴姉は静かになり
俺の腕の中で
小さくなった
ぁぁ…
好きな女抱きしめたら
なんでこんなに
心が溶けそうになるんやろ
このまま溶けて
琴姉と
混ざってしまいたいくらいや
「冬馬…どうしたの?」
突然こんなことされても
俺の心配をする琴姉を
俺は…
ずっと好きやった
「なんや…眠れへん」
ケガした時も
寂しい時も
お腹減った時も
いつでも琴姉は
声をかけてくれてた
「どうしたの?」…いうて
「おんなじだね。
あたしも眠れなくて
シャワー浴びてた」
そんで
こう言うねん
「おんなじだね。
冬馬だけじゃないよ。
だから大丈夫」
好きや…
無茶苦茶好きや
引越しなんかしたない
引越したら
辰巳のこと気にせず
SEXできるかもやけど
琴姉と会うんは
そーゆーことする時だけになってまう
そんなん
耐えられへん…
「俺とおんなじか」
「うん、おんなじ。
冬馬だけじゃないよ」
ほんま…優しいの『塊』
「ごめんな」
そんな琴姉を
癒してやりたいのに
歳下の俺は
まだまだ未熟で
「え?」
「寒いやろ。
それに…」
俺は琴姉の身体を拭いてやりながら
話を続けた
「さっき…」
「さっき?」
さっき
もっと甘えさせてやりたかった
とか…
そんなこと言うたら
引かれるやろか
彼氏でも
ないねんから
その言葉で
琴姉は静かになり
俺の腕の中で
小さくなった
ぁぁ…
好きな女抱きしめたら
なんでこんなに
心が溶けそうになるんやろ
このまま溶けて
琴姉と
混ざってしまいたいくらいや
「冬馬…どうしたの?」
突然こんなことされても
俺の心配をする琴姉を
俺は…
ずっと好きやった
「なんや…眠れへん」
ケガした時も
寂しい時も
お腹減った時も
いつでも琴姉は
声をかけてくれてた
「どうしたの?」…いうて
「おんなじだね。
あたしも眠れなくて
シャワー浴びてた」
そんで
こう言うねん
「おんなじだね。
冬馬だけじゃないよ。
だから大丈夫」
好きや…
無茶苦茶好きや
引越しなんかしたない
引越したら
辰巳のこと気にせず
SEXできるかもやけど
琴姉と会うんは
そーゆーことする時だけになってまう
そんなん
耐えられへん…
「俺とおんなじか」
「うん、おんなじ。
冬馬だけじゃないよ」
ほんま…優しいの『塊』
「ごめんな」
そんな琴姉を
癒してやりたいのに
歳下の俺は
まだまだ未熟で
「え?」
「寒いやろ。
それに…」
俺は琴姉の身体を拭いてやりながら
話を続けた
「さっき…」
「さっき?」
さっき
もっと甘えさせてやりたかった
とか…
そんなこと言うたら
引かれるやろか
彼氏でも
ないねんから

