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満たされないシェアハウス
第13章 満たされた寂しさ
そんなこと言われたら
もう行くとこは決まってて
俺はそのまま
琴姉の手を引いて
ホテルに入った

ホテルは久しぶりやったけど
慣れてるフリとか
してしまう俺は
やっぱ
年下いうことを
気にしてんねんな

とか思いながら部屋に入り
琴姉をベットに座らせて
俺も
その隣に腰を下ろした

「さて」

「……」

「俺はちゃんと話したで?」

「え?」

「ずっとずっと前から好きやった。
琴姉は?」

「え、あ、えーっと…」

「なんや照れてんの?」

「ち、ちがうけど
なんか緊張?的な?」

「なぁ、好きやったから
キスしてくれたん?」

「そ、そう」

「好きやから
拒否せんかったん?」

「も、もう質問ばっかり」

「ええやんけ。
そんくらい信じられへんねん。
琴姉は
年上がタイプやったし」

「それは…たまたま
年上の人と付き合ってただけだし
冬馬こそ
うんと年下の子がタイプだったじゃん」

「アホやなぁ」

「なによ」

「俺はずっと前から好きや
言うたやろ?
年上と付き合うたら
琴姉のこと思い出すから
あえて年下を選んでただけや。
結局
どの子とも
うまいこといかへんかったけどな。
琴姉のこと
好きすぎて」

そう言って
琴姉の手を握ると
琴姉は
恥ずかしそうに
目を逸らした

「ほんまに好き?」

「……うん」

「キス
してもええ?」

「…うん」

「好きやで…ちゅ…」

甘い
甘いキスやった

獣のようなキスやなく
性欲満たすためのキスでもない

引かれへんやろか
とか
嫌がられてないよな?
とか
そんなことも
気にせずに

とにかく
お互いの気持ちを
確認し合ったままのキスは

まるで
初めてのような
ときめく
甘い
甘いキスやった



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