この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
満たされないシェアハウス
第3章 ス・キ
あ〜焦ったぁ

突然
お風呂のドアを開けるなんて
そんなことはしないとは思うけど
冬馬はあの日
あんなことしたんだもん
マジで焦ったよ…

あ!!

冬馬がいなくなって
ホッとしたものの
私はあることに
気付いてしまった


脱衣所に
お風呂から出たら着けるつもりの
下着置いたままじゃん!

しかも
ぜんっぜん勝負じゃないやつ!

ふつーのふつーの
超絶ふつーの…
……最悪だ…

いくら昔
覗き見られてたとしても
もう…
ほんとやだ

と、少々落ち込みつつ
お風呂から出ると
テーブルの上のお皿は
キチンと片付けられてて
冬馬は
コンビニで買ってきた
おつまみを食べながら
ワインを飲んでいた

自分のお皿を洗うのは
実家でのルール

もちろん
遊びに来た冬馬も
同じことをやらされてたんだけど
まだルール守ってるんだ
そーゆーとこ
可愛いんだよね

「琴姉も飲む?」

「え?ワイン?」

「5ミリやったらイケるんちゃう?
ククッ」

「ば、馬鹿にしてんの?
あたし
ゆっくり飲めば
もう少し飲めるんだからね!」

「あはは
2センチをゆっくりて」

「もう、いいじゃん!
仕方ないんだから」

「ごめんごめん。
俺が残念なだけや」

「え?」

「実は琴姉と酒飲むん
密かに楽しみにしてたんや」

そう…なの?

「琴姉と話すんシラフでも
オモロいから
飲んだらもっとオモロいやろなーって」

「お、オモロいって
それ褒めてんの?けなしてんの?」

「褒めてるに決まってるやろ?
関西のオモロいは
最上級の褒め言葉やで」

「そ、それならまぁ
許してあげるけど…」

え、なに?
なんで突然褒めたりすんのよ
照れるじゃない
あ、もしかして
パンツとブラ見たから?
私に叱られると思って
ゴマすってんの?

「どうする?」

「いやぁ…」

酔ったら
また
わけわかんなくなっちゃうし

「琴姉くらい酒が弱かったら
酒の飲んでる人と
チューしたら
酔うてまうんちゃう?」

「ちょっ、な、何言ってんのよ」

何よ急に!

「ククッ、何焦ってんねん。
当たりか?
もしかして
元彼にそうされてたとか?」

「し、しないわよそんなの」

黒田さんは
あんまりお酒を飲む人じゃなかったし
私と甘い時間を過ごす時は
絶対にお酒を飲まなかったから
/203ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ